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19.遅刻、ダメ、ゼッタイ ページ20

「遅刻ゥゥゥ!!」





それから一日が経った今。


やっとの思いで徹夜してついさっきできたデザイン画達を脇に抱えて私は走っていた。

本音を言うなら今日も休みたかったが、今朝瀬名から


『今日来なかったらどうなるか分かってるよねぇ?』


というメッセージと共に黒い笑みを浮かべ指をポキポキ鳴らしているワカメのスタンプが送られてきたのだ。

そのスタンプに思わず吹き出した事はここだけの秘密である。




やっとこさギリ間に合う電車に乗り乱れた髪と息を整えていると不意に声が聞こえてきた。



「ねえねえ、あれって『スマポプ』の相楽Aじゃない?」


「え、うそホントだ!!」


「マジヤバいって!!最近ライブとかしてないから超レアじゃん!?」


「今のうちにサイン貰っといた方よくない!?」

「それな!」




思いの外声のデカいモブJK二人組のせいで電車内の様々な人の目はほぼ全て私に注がれる羽目になった。



…どうしよう。これ降りたら大変な事になるのでは。





とりあえず私は荷物を持ち直し戦闘体制になる。そして最寄り駅に到着した瞬間、そこから飛び出た。

すると背後から「出たぞ!!」と声が聞こえ、乗っていた人々が一気に電車から駆け出した。



私は人の間を縫うように走っていくも追いかけてくる人達は一向に減らない。というか逆に増えているようにも思える。






ドン!






「うぎゃッ!?」




後ろばかりを気にしていたせいか、前方にいた人とぶつかってしまった。衝撃に負け尻もちをついた私にその人は「大丈夫ですかィ?」とてをさし伸ばしてくれた。


その手を取ろうと顔を上げるとそこには___

















「……総、悟…?」



「……A?」














今一番会いたくない人が立っていた。






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設定タグ:銀魂 , あんスタ , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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赤城(プロフ) - コメントありがとうございますッ!!そう言っていただけるととても励みになりますし、あの、とても頑張ろうという気になります!!(語彙力)Knightsイベも走り抜けますよ!!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月10日 6時) (レス) id: 5b366db0ae (このIDを非表示/違反報告)
瀬永凛月(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!更新頑張って下さい!Knightsイベントも頑張って下さい! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 37964d43ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤城 | 作成日時:2019年6月17日 18時

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