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13.感情と理屈 ページ14









「え、ちょ、どういう事?私にもわかるように説明フリズビー?」

「プリーズだ」



頭が混乱している私にはっすみ〜は「はぁ…」と眉間を手でおさえながら冷静に華麗なるツッコミをした。


さすが我らが副会長。仕事ができますねぇ。






「ふむ。それは私も教えていただきたいですねぇ。現在彼女のユニットは解散され、彼女自身アイドル活動は休止中。そのような状態の中いきなりポンとステージに立たされて我々fineと戦うなどさすがの『女神様』でも元来の実力は発揮できないのでは?」


「私も日々樹に一票!!」




するとショウちゃんはニコッと微笑み「それは僕も充分承知しているよ」と言った。その後、その笑顔を崩し少々困ったような笑みを浮かべたショウちゃん。

どうやら彼もその事についてはあまり乗り気ではないのだろう。





「Aちゃん。先日君が佐賀美先生の溜めていた書類を運んだのは覚えているかい?」




「レオによって楽譜にもなっちゃったやつだよね?それがどうしたの?」


「その書類に書かれていた次のドリフェスの出場者欄のところに君の名前が書かれていたんだ。おそらく先生とか、大人達が勝手に記したのだろう」


「なにそれ…」


「学院側も君のような才能を持ったアイドルを潰したままにしておきたくないんだね。だから君の了承も得ずに勝手に記入した」



「さすがにこれは僕も驚いたよ」と困り顔のショウちゃん。だがもうのれはほぼ決定事項らしく、ショウちゃんにもどうする事もできないらしい。


んなバカな。




「勝手に決められて拒否権もないなんて理不尽にも程がある!私理事長に抗議してくる!!」


「待て相楽!今貴様が行ったところで何が変わる?また停学処分を受けたらもう貴様に『次』はないと言ってもいいだろう」

「……」


「いいか相楽。あまり己の感情に呑まれて突っ走っているといつか身を滅ぼすぞ。今は冷静に考え最善の選択をすべきだ」



「………そう、だね。ごめん」






「…今日は休んでいいよ。明日、また会おう」








それを聞いた私は、静かにその場から去った。

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設定タグ:銀魂 , あんスタ , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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赤城(プロフ) - コメントありがとうございますッ!!そう言っていただけるととても励みになりますし、あの、とても頑張ろうという気になります!!(語彙力)Knightsイベも走り抜けますよ!!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月10日 6時) (レス) id: 5b366db0ae (このIDを非表示/違反報告)
瀬永凛月(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!更新頑張って下さい!Knightsイベントも頑張って下さい! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 37964d43ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤城 | 作成日時:2019年6月17日 18時

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