Happiness for my treasure.Ⅱ (ページ11)

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僕×後悔ページ11

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『あれ、ジェミナ？』

今日も個人スケジュールで仕事に出ていた。

そこでの仕事が終わり、車で別の仕事へ向かう途中ジェミンからカトクがきていたことに気付く。どうやら仕事中に送られてきたようだ。

ジェミナAちゃんお疲れ様❤️

ジェミナ今週なんだけど、どこか空いてる日があったらナナとショッピングに行かない?🥺

『ショッピングか･･･』

Aごめんねナナちゃん。

A今週はショッピングできる時間を空けられそうにないんだ。

A本当にごめん。

『はぁ･･･』

SJ｢･･･どうかしたか？｣

『ううん、大丈夫だよ』

SJ｢･･･そうか｣

これで断ったのは何度目だろうか･･･。

実は前からありがたいことに、メンバーの誰かしらが僕のことをお出かけなどに誘ってくれることがあった。でも僕はその度にそのお誘いを断り続けてきた。

今の僕にはやらなければならない事があるから。

その為には今お金を使う訳にはいかないし、空いた時間があれば仕事をしてお金を稼ぎたい。
事実、お誘いを受けた時は本当に仕事が入っているのだけれど、出来ることなら仕事なんて断ってみんなのお誘いを優先したいんだ。

『(自分で決めた事とは言え、きついな･･･)』

幸せになるために、あの人たちと縁を切る。
そう決意して入社して、デビューして、みんなと過ごしていくうちに僕はメンバーといる幸せを知った。
だから幸せを教えてくれたみんなを幸せにするという夢ができたのに、今の僕にはそれが出来ているのだろうか。みんなとの時間すら作れていない僕が、みんなを幸せに出来るだろうか。

ねぇお母さん･･･。

お母さんは、

今の僕を見てどう思う････？

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