眠っている間 ページ36
「心配しないで。私が怪我した７日、あの後どうなったの？長谷部さんとエイトさんは無事？」
美尊「・・・道成が犯人として捕まったの。寛之は重傷を負ってまだ目を覚ましてない。旺太郎は腕の怪我だけで済んだ。でもAちゃんは長谷部より危ない状態だったのよ？寛之より先に目を覚ますなんて」
「回復が早いのは悪いことじゃないでしょ。長谷部さんも、この病院にいる？」
美尊「えぇ。二人のお見舞いに来たの。Aちゃんを見てから寛之のところに行こうと思ってたから、一緒に行く？」
「うん、行く」
長谷部さんの病室は私の隣だったため、すぐに着いた。
美尊「・・・Aちゃん。あなたやっぱり大丈夫じゃないでしょ」
「・・・バレた？」
美尊「もう！壁に手付いて歩いてれば誰だって気付くわよ！点滴も抜いてるし、何してるの」
・・・怒られると思ったから大丈夫って言ったのに。
結局気付かれたか。
「その内普通に歩けるようになるって。それに、病室に一人なんて寂しいもの」
美尊「Aちゃん・・・」
呆れてる美尊ちゃんを横目に私は長谷部さんが眠るベッドのそばにある椅子に座った。
「美尊ちゃん。この一週間、何かあった？」
美尊「あったわよ」
そう言いながら美尊ちゃんも椅子に座った。
美尊「変な夢見るし、お兄ちゃんに婚姻届出されるし、旺太郎はホスト辞めるとか言い出すし、夢で見た宰子さんが実際現実に旺太郎の親戚として存在してたし。今日の夜には旺太郎と宰子さんを交えた食事会があるし」
「・・・凄いね、よく覚えてる。尊氏に婚姻届を？」
平然としてるけど心の中は混乱している。
尊氏が婚姻届を出したということは美尊ちゃんとの結婚は本気ってことだよね。
だとしたら私、もう諦めないといけないのかな。
美尊「でも私、会社の役員の人達の前で堂々と言ったの。兄と結婚するつもりはありませんって。私旺太郎のことが好きだから。けど、お兄ちゃんの気持ちを考えてない発言だった」
美尊ちゃんは俯く。
私が眠っている間、美尊ちゃんは一人で悩んでたのかな。
「尊氏は・・・美尊ちゃんのことが好きなんだよね。だからきっと、美尊ちゃんがエイトさんに取られる前にって結婚を急いでる」
美尊「それは違うわよ！お兄ちゃんが好きなのは私じゃなくて・・・」
「え？美尊ちゃんじゃなくて・・・何？」
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御羅津魅羽喜(プロフ) - 設定できてなかったんですね！教えて下さりありがとうございます！ (2018年3月13日 14時) (
レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 続編にいっているのであれば、続くではなく、続編にいっていることを書いてくださらないと分かりませんよ？？？ (2018年3月13日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - 上手く話がまとまるよう頑張ります！コメントありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2018年3月1日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
SAYA - すごくおもしろいです！応援してます！頑張ってください！ (2018年2月28日 23時) (レス) id: ac3c02d033 (このIDを非表示/違反報告)
御羅津魅羽喜(プロフ) - コメントありがとうございました！これからもドラマに沿いながら尊氏とのシーンも増やしていくのでよろしくお願いします！ (2018年2月14日 7時) (レス) id: 612b752767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御羅津魅羽喜 | 作成日時：2018年2月13日 13時
