悪食8 ページ9
月山side
あれから一週間。
Aの居所は何一つ掴めなかった。
月「もう…会えないのかな?」
霧「何言ってんだ!」
月「……でも」
霧「大丈夫!だから心配すんな」
月「…ああ」
とはいえ…もう怖くて仕方がない。
あんな手紙がまた来たのだから。
----------------------------------------------------------
もうAは君の事を忘れている。
俺の事しか考えていない。
身も心も奪わせていただいた。
もう、君も忘れてくれ。
T.
------------------------------------------------------
月「俺は…なんて不甲斐ないやつなんだ」
霧「そんな事ねぇよ」
霧嶋さんが僕の頭を叩く。
それと同時に響く煩い音。
霧「なっ…」
そこに居たのは金木君…と白髪の男。
月「お前!」
タ「っち…」
金「アオギリのタタラさん。
…白髪なんて…僕以外に彼しかいないからね」
芳「君には黙って調べていたんだ…」
金「Aは大丈「違う!」え?」
タ「なっ…」
白髪の男の前に立ち思いっきり頬を殴った。
月「大丈夫とかじゃない!
僕から…Aを奪うな!
僕にとってAは大切な人なんだ!
触れるな、
近寄るな、
もう…この世から消えてくれ!!」
何度も何度も拳を振り下ろす。
誰も止めなかった。
僕が殴ることをただ見ていた。
タ「それはこっちの台詞だ」
一方に引き下がらない彼。
月「ならこうしよう!
Aに選んでもらうそれでいいな!?」
僕が言い放った言葉、
それが新たな悲劇を生むことになるなんて。
金「Aならいま上にいますよ」
霧「呼んでくるよ」
誰も予想しなかっただろう。
137人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
渚(プロフ) - さなさん» やっとログイン出来たので記念編として今日から更新します!タタラさんとのオチも書かせていただきますね〜! (2018年4月10日 20時) (レス) id: b85cd0b74a (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます、やっとログイン出来たので記念編を書こうと思います!! (2018年4月10日 20時) (レス) id: b85cd0b74a (このIDを非表示/違反報告)
さな - なんか、月山さん好きでこの小説読ませて頂いたのにタタラさんに惚れましたわwwwタタラさん切ない、、素敵な小説でした!タタラさん落ちも見たいなー (2017年3月30日 1時) (レス) id: 17b73b6934 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とても感動しました。エトが結婚式に来た時に涙が...人を泣かせる事の出来る物語が書けるって羨ましいです。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2016年3月29日 9時) (レス) id: dfa230fb2a (このIDを非表示/違反報告)
桜果(プロフ) - 泣きましたわ(´;ω;`)ブワッ (2015年10月3日 21時) (レス) id: 8c1145e0ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:渚 x他2人 | 作成日時:2015年3月20日 16時