推しと同居始めます。4【名前変換オリジナル】

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「伊織くん…？」







伊織くんの表情はいつもよりもはるかに冷たかった。
きっと私が関わっているからだ。





伊織「…はぁ」


「あ、あの！三尋くんは私の事庇ってこんなになっちゃって…」



伊織「うるせぇ、結局お前は俺たちをゴタゴタに巻き込んで…」





三尋「…ん、伊織？」






三尋くんが目を開けた。






三尋「…ごめん…辞めるなんて…言って」



伊織「…分かってる。どうせ勢いに任せて言っただけだろ？俺もどーかしてた」





「…」







何も言えない。
現にLoveMAXは私が現れたから、ゴタゴタに…








伊織「…お前も、さっさと帰れ」









…でも







「…なんで、私…」







気がついたら私は涙を流していた。

手で押えても、するすると流れていく涙に

どうしたらいいか分からなかった。








伊織「…！！」





「ごめんなさい伊織くん…こんなに迷惑かけて…
そんなの嫌われて当然なの分かってる…でも私…はまだ諦められないの…」









ごめんなさい…初めて会った時から
伊織くんには沢山迷惑をかけた。


嫌われて当然だけど

心のどこかでは期待していた。


伊織くんとも分かり合えるんじゃないかって









伊織「…泣くな」







「…え？」









伊織「…俺だって…お前が」






「伊織くん…？」









伊織「…気づけよ、鈍感女」

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