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(貴女side)


『うーん…これではダメね』


キュアグレースに私の体の主導権を5分だけ与えて畑の土を豊かにしたはいい…けどこれは1回きりである

一度作物が育てばまた不作が続く

それを防ぐのもボランティアの仕事…でいいのかな?

バディを組んでいる魔法士さんは豊かな土になったことを喜んでいるけど、これは1回きりであることを伝えたらどうしようかと悩んでいた。

1回きりと言っても今は冬

少し暖かい地方からあれを貰うしかないのかな?


『私に考えがあるのですが、それには労働力が必要なのです

そこで……









そこにいる少年に力を借りるのはいかがでしょうか?』






ゾ「…は?」


また気配を消して近づこうとした少年を指さして私は続けて話した。

私が求めているのは土に栄養を与える天然の肥料…腐葉土である

こんな魔法が全てみたいな世界でも一応化学の概念はあるっちゃある

森林に行けば恐らく腐葉土が沢山ある…はず

でも今は冬…落ち葉が蓄積してそれをミミズやバクテリアが食べて栄養価の高い土を作ってる最中

…いやでも、もしかしたらこの街の人達は腐葉土を知らないくて森林の地面を少し掘れば使える土があるかも


『うーん…でもそんな上手い話があるとは限らないし……』

ゾ「………。

あんたは一体何がしたい?」


頭を抱えて悩んでいるところをそんなトゲトゲとした雰囲気で言ってくると、ついそちらを向いてしまう

彼は言ったんだ

私や他のボランティア団体を偽善者だと

上層部のヤツらが散々川を汚したからこちらが迷惑だと

だと言うのにまるで偽善を装って川を綺麗にして飲み水を作ってヒーローにでもなったつもりなのかと


ゾ「あんたらがやってること全てが腹立たしいんだよ!

出てけ…この街から出ていけ!

もう二度とボランティアとかいう見かけだけの優しさを振りまくな!」


私はその言葉に怒りを通り越して冷静になってしまった。

またあの日のように頭を掴んで投げ飛ばしてもいいと思った…だけどそれはやめよう

偽善が嫌だと言ったな…ならばあえて君に優しさを与えてやろうじゃないか

私は決して笑うことも怒ることも悲しむことも無く、無表情で彼に近づいた。

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ギオ - あのー、、はい、神ですか???好きです。はい。プリ○ュアとはなんぞやと見初めましたが読ませていただくと、あっ、、ふーん?神じゃん。という気持ちに刈られました。どうしてくれるんですか←。キャラ達のストーリーとか神ですか??? (2022年11月6日 22時) (レス) @page50 id: 6022af29ca (このIDを非表示/違反報告)
鈴@suzu(プロフ) - 今日読み始めたんですがどっぷりハマりました!!応援してます、更新頑張って下さい!!! (2021年5月3日 20時) (レス) id: 88b4bdfcb5 (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter(プロフ) - えっ神じゃん(便乗)  更新待ってます! (2021年4月21日 21時) (レス) id: 89c438f032 (このIDを非表示/違反報告)
momo - えっ神じゃん (2021年2月6日 21時) (レス) id: 23dfee1259 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 神じゃん (2021年2月6日 21時) (レス) id: 23dfee1259 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年1月15日 16時

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