船上カフェをやってる私はヤバい人です2 (ページ7)

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新たな客が55人ページ7

再びドアをノックする音が聞こえて入るように言えば今度こそミホークだった。

貴｢来たか…とりあえずそこのソファに座れ｣

ミ｢うむ……｣

私に言われた通りソファに座ったミホークはまた私のことをじっと見てきた。

貴｢……さっきからお前は人の顔をジロジロと…言いたいことがあるならはっきりと言え｣

私の心無い冷たい発言に少し怯むとゆっくりと口を開いた。

ミ｢貴様…いつから演技をするようになった？｣

時間が止まった気がした

どうしてあんたがそれを聞いてくるんだ

10年近くも自分の本心を隠して演じたんだ

元帥のセンゴクや3大将にだってバレなかった

なのになんで…

貴｢はぁ…どうしてそんなことを言えるんだ｣

ふざけるな

私はエースを救うために自分を偽っているんだ

こんな所でバレるわけには行かないんだ

ミホークを睨みつけて理由を聞き出せば

ミ｢理由…あるとするなら昔よりも弱かったことぐらいか……あの時の貴様は笑いながら剣を振っていた…。

しかもそんな貴様に負けていたのも事実｣

何それ怖い

私笑いながら剣を振ってたのかよ…とんだサイコパスじゃねぇか

仕方がない彼だけにネタバレをしよう

他の人に聞かれても困るので私の見聞色の覇気と仮面を使って話すこととしよう

コートの内側にしまっておいた仮面を取りだしつけると彼を見つめた。

貴〈これから話すことはセンゴクも知らないことだ…必ず他言無用で頼む…。もしその約束を破ればお前の剣を叩き折る〉

剣士の命とも言える愛刀を壊されるほど屈辱的なものは無い

ミホークは真剣な表情で頷いてこの条件をのんだととらえた。

とりあえず話すとしよう

私は麦わらのルフィと火拳のエースの姉だということ

見聞色の覇気を極めすぎて遠い先の未来が見えるようになったこと

そこでエースが捕らえられて処刑されること

私はエースが処刑されない未来はないか探した…その結果影の元帥である私がエースを庇い死ぬ方法……これしかないと考えた。

記憶を失ったサボはエースの死を知って記憶を取り戻した。

エースの死の代わりに姉である私の死を利用してサボの記憶を取り戻させる。

これが最も最良な方法だ…それしかないと思った。

貴〈これが私の真実だ…仮面をつけることにより設定した相手にテレパシーを送れるこの姿が私の本当の姿……だからお前にも言っておく

仮面を外した私を信じるな〉