船上カフェをやってる私はヤバい人です2 (ページ3)

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新たな客が51人ページ3

(Noside)

厨房に1人残されたサッチは呆然とした。

まさか親友でもあるティーチが自分を殺してまでヤミヤミの実を手に入れようとしたのだから。

それを理解すると今度は涙が出てくる。

そしてあることを思い出したのだ

サ｢Aからの伝言…親父に言わねぇと…！｣

そこからの行動は早かった。

大きなドアを乱暴にノックしてから開けるとちょうど寝ようとしていた部屋の主

白｢なんだサッチ…なにか用があるなら手短に…｣

サ｢Aが…ティーチが……｣

あまりにも慌て過ぎて全く言葉になってない様子を見た白ひげは話の内容を予測した。

白｢(ティーチにA……まさかあいつ！)サッチ…隊長全員呼べ…今すぐにだ！｣

こんな夜遅く…しかも夜中に白ひげからの呼び出しで隊長達は驚いていた。

白｢お前達を呼んだのはAについてだ……｣

エ｢！……姉貴に何かあったのか!?｣

彼女の弟であるエースだからこそよくわかる嫌な予感…それは当たって欲しくないのに当たってしまうのだから恐ろしい。

サッチは隊長達に先程の出来事を全て話した。

彼とAでヤミヤミの実について話していたその時ティーチが彼らを殺してまでヤミヤミの実を奪おうとしたこと。

だがAはそれを予想していたかのように対処してサッチを守ってくれたこと。

そしてティーチを誘き寄せるように船から降りて消えてしまったこと。

とても信じられない出来事だった。

なぜ彼女はティーチがヤミヤミの実を狙っていることを知っていたかのように行動できたのか…

その理由は白ひげだけが知っていたのだ。

白｢あのバカ娘…自分は見聞色の覇気を極めすぎて未来が見えるようになったことを俺だけにしか…弟のエースにも言わなかったそれくらいの秘密を持っていたんだよ｣

衝撃的だった

まさかエースにも言わなかった秘密を持っていたなんて……とこの場にいた者全員が思った。

エ｢俺…姉貴とティーチを連れ戻してくる！｣

皆驚いていた

特に白ひげは驚いた

Aの見た未来と同じ運命を辿ろうとしていたからだ。

しかし違う点はAを連れ戻すと言ったところだ。

もしかしたら少しだけ未来が変わっているのかもしれない

そして白ひげはこう言った

白｢行ってこい…なにかあったら助けにいく…！｣