68話 ページ19
なんてことの無いある日の出来事を話そうではないか。
『サクラギ研究所で講義…？』
突然サクラギ研究所から連絡が来たからなんだと思い私自ら応答すれば、そんなことを言われるから頭の中ははてなマークだらけよ。
内容としてはもちろんドラゴンポケモンに関する講義だね。
『あー…こちらも論文がもう少しで完成するのでそちらに伺うお時間はちょっと…｡』
桜｢それは失礼しました。
貴方からドラゴンについて講義してくだされば、サトシとゴウの冒険も少しは安全になるかと思ったので…｣
そんな事言われても私は何がなんでも論文を…
論文…子供の安全……
あぁもうわかったよ！
やればいいんだろやれば!!
内心はブチギレている中、丁寧に電話対応をして講義の依頼を受けると電話を切った。
デスクに突っ伏して何度も額をぶつけると近くにいたサダノリ君とメグちゃんが止めに入った。
こうなったらドラゴンの恐ろしさと冒険中のドラゴンの対処法を子供の頭に叩き込んでやる。
手元のエナジードリンクカゴのみ味を一気に飲み干すと、普段の倍のスピードでパソコンのキーボードを打ち込む。
講義は1週間後にしてもらったんならこの論文を片付けてしまおう。
そして講義用の資料も必要だから棚から出しておかないと…まずいな忙しすぎる。
『サダノリ君！4番の棚の1番右上の資料を出しておいて！
メグちゃんはチゴラスの身体チェックの第3項目を除いて全部やって！』
凄まじい勢いのある私の言葉に反応してハキハキとした返事をすると、言われた通りに動く2人
〈大変だね…はいコーヒー〉
両手でしっかりとお盆を持ってコーヒーを運んできたデンリュウの頭を撫でながらコーヒーを受け取ると一口飲んだ。
『サンキューデンリュウ！
うーん…ここの説明は資料写真を貼らないとわからないか。
確かここら辺の棚にあったよね…あれ？
サダノリ君、ここにあったカロス地方のヌメラ族の資料はどこにあったっけ？』
サ｢あれは2番の棚じゃなくて1番の棚にありますよ。｣
あぁこっちか…
メ｢博士！チゴラスの身体チェックですけど、進化の兆しが近いので新しい候補項目のメモをしておきました！｣
流石メグちゃん、新たな視点を見つけるのが得意なのね。
この2人が優秀過ぎると他の研究員を雇う気になれないな。
アカン…どんどんコミュ障になっていく。
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めいめい - この作品好きすぎてやばい… (2022年3月7日 1時) (
レス) id: 73de415c6e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこの妖精(プロフ) - あまねさん» まじでこの作品に出会わなかった自分が馬鹿馬鹿しく見える (2022年1月23日 13時) (レス) @page27 id: 4cd21e436e (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年11月22日 10時) (レス) @page17 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月16日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - この作品好きです！更新頑張ってください! (2021年8月28日 22時) (レス) id: abdd5dc6bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年8月28日 21時
