どうも、ポケモン博士です。 (ページ30)

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29話ページ30

踊るように上空を飛び回る2つの影

あらゆるポケモンが怯え、威嚇するなど様々な顔を見せてくる。

『(やっぱり正解ね…上空からの景色も良いし、これなら予定よりも早く着きそう。)

サザンドラ、ボーマンダに近づいて』

被ったフードを抑えながら片手でふわふわの毛の背中を撫でると、嬉しそうに鳴きながらもう1体の方に近づいて行く。

それにしても典型的な図鑑説明文通りのポケモンに育ってしまったな…うちのボーマンダは

タツベイの時から空を飛ぶことに憧れて進化したボーマンダは誰よりも空が大好き

邪魔する者がいたら排除する勢いで攻撃してくるのだ。

『ボーマンダ、この先は途中寒い雪山が続くから別のポケモンに交代するわよ！』

〈はぁ？せっかくノッてきたところだったのに…〉

あからさまに嫌そうな顔をして盛大なため息を着くボーマンダを見て苦笑すれば、目的地の前に続く雪山を見る。

一度地上に降りて2体に礼を言うと、きのみをあげてボールに戻した。

ダ｢ここから歩くのか？｣

『何を言ってるんですか…ここからは別のポケモンに力を借りるんですよ。』

私のポケモン3体目をお見せするとしよう。

空高くボールを投げて勢いよく現れたその巨体

人間の女性のような曲線はメス個体に現れる時があるらしいが、うちの子は特にそうだ。

隣にいるチャンピオンは目を輝かせて見ている…当然だろうな

『いいでしょう…いいでしょう

うちのリザードン！

メス個体特有の美しい曲線はまさに芸術！鱗1枚1枚も綺麗でしょ素晴らしいでしょっ!?』

熱のこもった私の説明にリザードンはやめんかとしっぽでツッコミを入れて来た。

それにしても、なぜ私がリザードンを持ってると思う？

皆がご存知の通り私はドラゴンポケモンを専門とするポケモン博士である。

理由はタマゴグループにある

ドラゴンタイプではないが、タマゴグループがドラゴンのポケモンも研究内容に含めている時があるのよ。

だってリザードンやギャラドスってタマゴグループがドラゴンなんだよ興味深いよね？

『さて…興奮してしまいましたが、早く乗ってください。

うちの子は大人2人が乗ったところでへばってしまう程やわではありませんので』

ここでさらにブーストをあげるか…というが移動目的で使うのは初めてだけどさ

というか私がリザードンを研究対象にしているのはタマゴグループ以外にもあるのよね

『いきましょうリザードン…

メガシンカ!!』