[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語Ⅱ (ページ41)

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九十一話ページ41

訓練所に行けばカイさんとノボリさんが待っていた。

『おまたせしました。先程ぶりですねノボリさん

そしてカイさんは先日の群青の海岸での任務の手助けをして下さりありがとうございます。』

訓練所で待っている2人に挨拶をすればカイは私をじっと見つめていた。

｢群青の海岸の件で聞きたい、どうしてあの時テルの手助けを私にお願いしたの？｣

首を傾げて聞いてくる可愛いカイさん

やめてくれ、それは胸がキュンとなる

私は苦笑しながらあの時の状況を説明することにした。

『群青の海岸の任務がある前、紅蓮の湿地で大怪我を負いまして…今は完治しましたがテルの補佐までは出来ないと判断してカイさんにお願いをしたのです。』

と言っても彼女はシズメダマくらいしか手助け出来なかったと落ち込んでいた。

あれがなければ荒ぶるキングを鎮める事なんて出来ないからとても良い事をしたと言えるよ。

『ノボリさん、テルの手助けをお願いします。

天冠の山麓は崖がそびえ立つとても危険な場所…アヤシシやガチグマ、そしてイダイトウの力ではマルマインのいる戦場まで行くのは厳しいものがありますから。』

ちゃんと私からも頭を下げてお願いしないとね

それにノボリさんは私にとってはお得意様なんだよね。

この人記憶喪失のはずなのに沢山のポケモンを捕まえて厳選するという習慣は抜けきれていないからモンスターボールの発注がまあ来る。

きっと現代人の感覚が抜けてないんだろうな。

なんてことを話していたらテルが訓練所にやってきた。

さて役者は揃った

安全を期してテンガン山に出発進行だ