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【寺西side】
家に着いて2人でソファーに横並びに座る。
横並びだけど、いつもより距離が遠い。
寺「…A、ほんとにごめん。酷いこと言って。Aが浮気とか、ぜったいそんなことしないって分かってるのに、溜まってたストレスが爆発して、、めちゃくちゃ酒も飲んじゃって、、、勢いに任せてあんなこと言った…ほんとに後悔してる、」
「…」
寺「…最近ね？俺、ドラマの現場とか、バラエティとか、いろいろ仕事が増えたことで、Aと仲良しなんでしょ？紹介して欲しい、とか、そういうこと言われることも増えて、Aが男と接することにすごく不安になってた。イライラしてAに当たってた…ほんとにごめんなさい」
「…」
寺「俺、Aと離れたくない」
「っ……私の方が、、ごめんね、、、連絡せず慎太郎と一緒にいたら、、そりゃ不安になるよね。拓人の気持ち考えず行動してた。最近私もイライラを拓人にぶつけてたし、、、ぜんぜん素直になれなかったし、、、」
寺「…」
「私も拓人と離れたくないよ…」
やっと、やっと2人とも素直になれた。
Aに触れたくて、勢いよくぎゅっと抱きしめる。
寺「っ、はぁ…まじで、良かった…このまま本当にAが離れて行ったらって考えたら…俺頭おかしくなりそうだった…」
「ほんとにごめん、、、」
寺「A、慎太郎に好きな子って言われてるし…風磨の家行っちゃうし……どうしようかと思ったよ」
「不安にさせるようなことばっかだったよね、、、」
寺「もう他の男のとこ行かないで、風磨のとこにも、慎太郎のとこにも。」
「うんっ…」
寺「俺、もうAいないとダメだからさ、」
普段言わないような、ちょっと照れくさいことも言葉にして。
Aに愛が伝わればいいな、
もうぜったい離さないから。
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作者名：おもち | 作成日時：2025年9月6日 23時
