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予測不能な出来事が起きている
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今、俺の目の前にAがいる
一瞬
夢か幻かとさえ錯覚してしまうほど
この状況は
俺にとってキセキみたいなもんだ
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完全に思考回路がショートした
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この時間がとてつもなく長いような体感だが
実際はほんの数秒なのだろう
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Aを見つめたまま
金縛にあったように身動きが取れなくなっていた
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「んふふ
しょーくん
かぁいい」
「はっ」
それを解いてくれたのは大野さんだった
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「肉食動物に見つかった小動物みたいに
固まっちゃってんよ。
俺が食べちゃいたいくらい」
「えっ？」
Aが驚いて大野さんを見る
「ちょっ！
ちょっと大野さん！
だからそういう事言うのやめて下さいっ！
誤解を生むんでっ！」
しかもAの前でっ！
「…え？
大野さんと櫻井ってそうなの？」
ほらっ
「違うっ！
違うよっ！Aっ！」
「しょーくん
そんな慌てると余計に怪しまれるよ」
なんて
のーんびり言ってる大野さんに
「いやいやっ
貴方でしょっ！？諸悪の根源はっ！」
思わずタメ口になってしまい
「櫻井敬語忘れてる」
Aにつっこまれる
「あっ
すみません」
「ねー
Aちゃん。
しょーくんひどいよね」
そう言う大野さんがAの横にぴったりくっつく
おいおいおい
離れろよっ
思わず口に出そうになってしまい余計焦る
そんな俺らを見て
くすくすと笑うA
その姿を見て
じわじわと胸が熱くなって来た
なんか
すっげぇ暖かい気持ちが身体中に染み渡り
幸福感で満たされていく
「櫻井
そんな見ないでよ
どうせ
おばさんになったなぁって思ってるんでしょ？」
Aに言われて気づく
すんげぇAを見ていた自分に
「えっ！？
ちげぇよ。
ごめんごめん
おばさんだなんて思ってねぇよ」
元々童顔だったA
歳を取ったというより
むしろ
大人の顔つきに変わっていて
あの頃よりずっと綺麗になっていた
そう冷静に分析してしまうと余計に恥ずかしくなってしまい目をそらす
「しょーくんは
綺麗になったAちゃんに見惚れてるだけだよ」
横から大野さんが
Aにくっついたままふにゃっと笑う
だーかーらー
大野さーーーーんっ！
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ことら(プロフ) - 皆さまコメントありがとうございます。 (2018年11月3日 11時) (
レス) id: f90816f02b (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - はじめまして!毎回楽しく読ませて頂いてました！すごく面白かったです､これからも頑張ってください！ (2018年11月2日 19時) (レス) id: 41dfb4f50b (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - お疲れ様でした！ (2018年11月2日 18時) (レス) id: 57fa7283bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2018年10月22日 21時) (レス) id: 971a33d799 (このIDを非表示/違反報告)
ことら(プロフ) - まひうお様はじめまして。そう言っていただけるなんて光栄です。ありがとうございます！ (2018年10月22日 17時) (レス) id: f90816f02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことら | 作成日時：2018年10月13日 19時
