3 自己紹介 ページ4
弟の名を口にすると男は驚いた顔をしてこちらを見ていた
その表情に他の二人も反応していた
杉本「白石知っているのか?」
白石「あぁ…すっごくイケメンで!!礼儀正しくて皆んなと仲が良くてなんであんな奴が囚人なんだって思うほどの奴だったな」
杉本「それでなんで驚いたんだ?」
白石「いや、アイツ いつも姉の話しかしない奴だったからさ」
杉本「へぇ 姉ちゃんがいたんだな〜……」
アシ「…」
白石「…」
杉本「…」
急に三人は無言で私を見つめてきた
貴方「なんだ」
白石「ひょっとして…あんたって…女?」
貴方「?当たり前の事を聞いてどうする」
杉本「えぇっ!?」
白石「えぇっ!?」
アシ「お前…サポなのか!?」
貴方「サポ?それはなんだ?」
アシ「アイヌで女性と言う意味だ」
貴方「あぁ…私は女性だ」
白石「えっ!?マジで!?」
刺青の男が私に近づいてきた
白石「お願いします!!少しだけフード取ってくれない?」
貴方「…お互いまだ名前も知らないのにそれは出来ないな」
白石「俺は白石!白石由竹」
杉本「…俺は杉本佐一」
アシ「私はアシリパだ!」
貴方「…」
みんなが次々と挨拶をしてきた
私は少しため息をついてから
貴方「Aだ…」バサッ
三人「!!////」
フードを取り挨拶をした
白石「Aちゃん!」
貴方「?」
ガシッ
いきなり白石に手を掴まれ
白石「独身で彼女はいません!付き合ったら一途で情熱的です!」
貴方「…あ、そう…」
どうでもいいと思いながら適当に返事をし掴まれていた手を振り払い私はまたフードを被った
貴方「今夜は吹雪が強くなる今日は泊まって明日此処を出ていけばいい」
私はそう言って外のドアを開けた
杉本「何処に行くんだ?」
貴方「一人用の食材しかないからな……何か狩れるだろう」
アシ「もう暗くなって吹雪も強くなっているのにか?」
貴方「あぁ」
アシ「一人じゃ危険だ」
貴方「安心しろ…熊を狩ってくるだけだ すぐ戻る」
アシリパにそう伝えて私は扉を閉じ寒い雪の中を歩いた
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もち(プロフ) - kaedeさん» 教えていただきありがとうございます! (8月11日 19時) (レス) id: b15036a369 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - 初コメ失礼します。杉本ではなく杉元ですよ (7月30日 21時) (レス) @page5 id: 426304659c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!オチはまだ未定でして決めるときにアンケートを取ろうと思います。その時に尾形百之助に入れてください!もしオチで別のキャラになりましても個人的に番外編とかで書かせていただくと思いますのでご安心ください (2022年12月19日 14時) (レス) @page38 id: 516c3d1005 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は尾形百之助オチですか?できれば尾形百之助オチでお願い出来ますか?お願いします🙏 (2022年12月19日 11時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 柏さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいでぇええす!! (2022年9月30日 8時) (レス) id: db5f320a20 (このIDを非表示/違反報告)
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