災難松田side ページ10
爆弾事件があった日から数日。
「何処にも該当する子がいないんだよな」
「あの女子高生、何処に行きやがったんだ」
事故当日、混乱に乗じて姿を消したが事情聴取をしていない。
偶然居合わせたにしてもだ、事情を聞かなくてはならず俺達は差しがしたが見つからなかかった。
「お礼言いたかったのに」
あの日、もしものことを考えるとゾッとした。
萩原を偶然にも救ったのは逃げ遅れた女子高生のお陰だ。
一般人を巻き込んでしまったが、萩原や他の機動隊の命を救ったのはあの女子高生だ。
一度会って礼を言いたいのは解るが。
* * *
後日俺は本人に会うことができた。
出来たが‥‥
生まれて初めての屈辱を受けた。
有ろうことにも俺はヤクザと間違えられ生意気なガキどもに勘違いされたあげく逮捕された。
「だから俺は刑事だって言ってんだろうが!」
「嘘をつくな!どうせあの店を狙っているヤクザだろうが!いい加減薄情しろ!」
何で俺が事情聴取を受けているんだ!!
普通は逆だろうが!
何度も所属を言っても信じてもらえず最終的に捜査一課の目暮警部の証言で釈放された。
「ギャハハハ!!だっせぇ―!」
「よし萩原、今から死ね」
俺は今すぐこの馬鹿を殴りたくなったので殴った。
「何で殴るんだよ!」
「ムカついた」
「それにしても、そのガキやるな」
「俺の黒歴史だ」
刑事が逮捕されるなんて屈辱以外の何者でもないぞ。
「でも居場所はわかったんだし。今度親御さんにもお礼を言いに行こうぜ」
「ああ、それから文句も言ってやる」
俺のプライドを傷つけた罪は重い。
そう思っていたが、俺はあの喫茶店がある意味魔の巣窟であることに気づいていなかった。
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ゆきな(プロフ) - この作品面白かったです!松田さんは…ドンマイ!です!-w俺は警察だ〜と言うときに警察手帳見せればいいのに-w抜けてるのかな-wこれからも無理せずに頑張ってください!この続きを楽しみにしています! (2019年3月20日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです。松田さん災難ですね、サングラスかけてたらやくざっぽいですもんね♪ (2019年3月18日 20時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2019年3月17日 18時