標的29 ページ29
「え、でもさっき全部で七つって……」
「最後まで聞きやがれツナ」
ツナを制してリボーンは続ける。
「文献にはこう記されている。初代ボンゴレファミリーは、ボスとその守護者七名だった、と」
「あれ……？じゃあ、一人多いってこと？」
「ああ。だがそれ以外の記録が一切残ってねーんだ。確かに存在したはずのリングも消失。ファミリーの歴史において、そんなことは通常有り得ねえ」
えっ初耳学((
「リングがなければ継承も出来ない。だから二代目以降は六名の守護者によって受け継がれてきたんだが……」
不意にリボーンと目が合う。
待て。なぜ今こっちを見た。
「今になって、失われたはずのリングと共に現れた八人目の守護者がいる」
「え、それって……」
「お前だぞ、A」
「………………ん？」
(究極のアホ面)(当社比)
「い、いや。私ボンゴレリングなんか、」
「お前確か指輪持ってたよな」
そう言われポケットをまさぐると、
あった。
一つ、硬い感触が。
いやでも、これは……
「見せてみろ」
「あっ」
呆気なく指輪を奪われる。
おばあちゃんから貰った＿＿あの指輪だ。
リボーンは虫眼鏡になったレオンで、それをじっくりと眺めている。
なんだ……？
「……やっぱりな」
そう呟くと、何を思ったか突然拳銃を取り出した。
「え！？ちょ、待っ！！」
銃声が響く。
問答無用でツナの脳天がぶち抜かれた。
死ぬ気弾だ。
「
「まあ待て」
パンツ一丁になり、今にも駆け出しそうなツナを引き止める。
そして、燃え盛る額の炎に指輪をかざした。
「あの、何し……て……ッ！？」
目を疑った。
指輪の中石の部分が蒸発して、まるで氷のように溶け落ちていく。
「もういいぞ」
「うおおおー！！！」
ぱ、と手を離すと、ツナはそのまま病室を飛び出して行った。
「見ろ」
そう言って私の指輪を差し出した。
有り得ない。
……でも、これは。
リボーンが持っている、のは。
「ボンゴレリングだ」
紛れもない、八つ目のボンゴレリングだった。
あなたの死ぬ気の炎の属性は……
雷
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佐乃(プロフ) - 白露さん» ありがとうございます！夢主ちゃんの寝床はそのうち出るかもです……笑 (2019年7月27日 20時) (
レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
佐乃(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ (2019年7月27日 20時) (レス) id: 0f99d84b60 (このIDを非表示/違反報告)
白露(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです。 ヒロインちゃんは結局どこで寝泊まりしてるんだろうw (2019年7月27日 17時) (レス) id: 5376065075 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 物凄く面白いです。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐乃 | 作成日時：2019年7月26日 19時
