霊感少女と地縛霊［地縛少年花子くん］ (ページ22)

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番外編・呼び捨てページ22

花子視点

放課後のこと

貴「ねーねー、花子くん」

花「なに？」

キサラギが、俺になにか言ってくる。

貴「花子くんじゃなくて、花って呼んでいい？」

花「え？」

女の子に呼び捨てで呼ばれるのは初めて

これがこんなにも嬉しいとはな…

…じゃなくてキサラギだから、とか？

花「全然イイヨー」

とりあえず軽く返事をする。

そこに、少年が来た。

光「遅れてすんません…」

貴「あ、光！」ニコ

…少年にも呼び捨て呼びだったんだ

俺だけじゃ、なかったんだ。

………

貴「ね、光も先輩じゃなくて、Aって呼んでよ！」

光「え？」

貴「ちょっとしか歳違わないのに先輩で敬語とか肩苦しくない？」

光「じゃー…Aって呼ぶ」

貴「あはは。早速タメ語だね～」

少年とキサラギのやりとり。

友達と話すのってこんな感じだったけ

なんだか懐かしい…

貴「花！」

キサラギが俺を呼ぶ。

ずっとぼーっとしてたからな…

貴「ずっと黙ってどしたの？気分悪い？」

花「え…」

シンパイ、してくれたのかな

嬉しい。

花「なんでもないヨ。それよりキサラギ」

貴「ん？」

俺はキサラギの耳元でそっと呟く。

花「誰にでもカワイイ笑顔はダメだよ？」

貴「…んっ」ビク

耳、弱いのかな

少し顔が赤くなって…可愛い。

光「おいテメー花子！Aから離れろ！」

あちゃー。少年怒ってるなー

花「あははっ」

気づけば、さっきまであった悲しみと寂しさはなくなっていた。

ちらりとキサラギの顔を見ると、まだ少し顔は赤くなっていた。

…あの顔、どっかで見たことあったような

なんだろ、思い出せない

まぁいっか！

それからの先は、勿怪ちゃん達が盗みましたとさ。

作者から

番外編用の作る！とか言ったんですけどめんどくさくなってきました((おい

今回は花子くんが少年に嫉妬みたいなのを描きたいなって思い…

そんで恋愛要素を取り入れ…(たつもりです)

なんか花子くんの口調が違う気もするけど…

そこは気にしたら負けです！

本編も見つけ次第書くので、お楽しみに～♪