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『あの、上司に奢らせるなど部下として駄目なのでは無いでしょうか…しかも大先輩なのに』



「あー、いいのいいの。幸せそうに食べるAちゃん見れただけで満足だからさ」



『ですが御二方は何も食べていませんし、』



「奢りてぇってこっちが言ってんだよ。お前は遠慮し過ぎだ」



『では…お言葉に甘えさせて頂きます……』







あの後。
お茶漬けが食べたいと言ったら笑った御二方は笑いながらも料亭に連れて行ってくれて。


けれど食べ物を食べたのは私のみで、少しだけ居心地が悪かった。失礼だけれど。





(何故こんなにも親切にして下さるのだろう……あ、仕事相手には優しいのでしょうか?)






『それで仕事の話ですが_____』



「あれ、まだ俺達が仕事をしに来たと思ってんの?」



『?え、』







灰谷蘭様に驚いたかの様に言われて、こちらも目を少しだけ見開く。灰谷竜胆様は少し呆れたような顔をしてしているし…



え、逆に違うんですか?
仕事以外で私を気にかけるだなんて無いでしょうに…





(ん……?待って下さい?気にかける、気にかける?それ、それってつまり…)







『私に訓練をつけて下さるという事ですか……?』



「「……え?」」







この二人の実力は凄い。流石梵天の幹部だ。体術や銃撃、身のこなしなど素晴らしいんだろう。


そんな二人に訓練をつけてもらうとなると……





(仕事が円滑に進む……)







『もしそうならば是非お願いしたいです』



「…………」



「…………」



『?』







途端に静かになった二人。



見ると、灰谷蘭様の方はぷるぷると肩を震わせて口を片手で抑えておられる。

灰谷竜胆様の方は頭を抱えて、盛大な溜息をこぼしてらっしゃる。







「っふ、きっ、気にかけるって……そういうね…っ?そういう風に捉えんのね?やべぇ腹痛てぇ…っ」



「ちょっと兄ちゃんどうすんのこれ?」







…会話に、ついていけない。




少し首を傾げた後、いつもの癖で時計を見た。朝から酒を飲んでいたので時間はまだ午前11時半。余裕はあるけれど…







「よーし、決めた竜胆。普通に親しくなろっか」



「はぁ!?何言ってんだよ!」



「だってハニトラとか絶対効かないタイプだろ?だから普通に親しくなって聞き出した方が良いって」



「そうかもしれないけど…!」







ここに居ても疑問しかありませんね……









______

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 愛され , 灰谷兄弟   
作品ジャンル:アニメ
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- 三途も同じ状況になってしまうのでしょうかww更新頑張ってください!応援してまーす! (2022年3月28日 9時) (レス) @page12 id: b575e31252 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!ぜひ続きを書いて欲しいっ更新待ってます! (2022年1月4日 10時) (レス) @page12 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 待機…( ′ ′ )← (2021年12月20日 23時) (レス) @page12 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
NANA - ここで止まっちゃうのかよ?!www更新してほしいー!!!!!! (2021年11月26日 5時) (レス) @page12 id: fc6b10805b (このIDを非表示/違反報告)
どっかの犬好き - さ、さんま見てたら思い付いたんですか…凄いですねw更新楽しみにしてます (2021年10月31日 21時) (レス) id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:実珠 | 作成日時:2021年9月9日 23時

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