憤怒【誘拐リク】 ページ21
side加州
俺達は一期一振に客間へと案内されている時、常に周りに意識を集中して、チビ達を探した
山姥切と青江が主命で別行動を取り探してる
だけど、不自然なほどチビ達の気配が感じ取れなかった
鶴「っ...何処にいるんだ」
数「一筋縄では行きそうにありませんね..」
二人は険しい顔で呟いた
しばらく歩くと、一期一振に案内されて部屋に
到着する
一期一振「では、私は用事がありますので」
そう言い残し部屋を去った一期一振
客間には俺達三人だけとなった
鶴「山姥切と青江はどうなったんだ」
落ち着かない様子で問う鶴丸に数珠丸が答える
数「まだ見つからないのでしょうね.....ですが、少々腑に落ちません」
「何？」
俺の問いかけに数珠丸は目線を上げて言った
数「普通ならば、私達を簡単に招き入れる事などしないはず...ですが彼女は招き入れた。これはどういう事なのでしょうか」
首を傾げる数珠丸に鶴丸が何か言いかけ、
口を開いた時だった
「待って」
閉じられた障子の向こうから、何か聞こえる
俺は二人を制して耳を澄ませた
鶴「ちょ..っと、待てよ」
俺と同様耳を澄ませていた鶴丸の表情が
みるみるうちに青ざめる
そう..聞こえてきたのは
「..チビ達の泣き声だ！」
三日月と一期の泣き声だったのだ
鶴「くそっ！本体を持て！！」
鶴丸は素早く本体を持ち立ち上がった
数珠丸が乱暴に襖を開けて飛び出していく
廊下を駆け抜け、数部屋の前を走り去り
渡り廊下を駆けて離れた別棟へ向かえば
鶴「っ...何してんだお前ら！！」
「！」
数「...」
俺達三人の目に入った悲惨な景色
一期一振「おや？..客間へはしっかり御案内したはずだったのですが....迷子ですかな？」
こちらを振り返り笑った一期一振
しかし瞳は全く笑っておらず、手元は真っ赤
そんな一期一振の足元には、片腕の無い山姥切と
立ち上がる事も出来ないほど痛めつけられた青江
の姿があった
二人のすぐ傍で、チビ達が大泣きしていた
鶴「何を、しているんだ..！」
鶴丸は飛び出しそうになるのを必死に抑え問うた
一期一振「何をしていても関係ないでしょう？
ただ、子供達が逃げ出そうとしたので積極と
...子供達を攫おうとした二人に仕置きをね」
山「くっ..そが..」
青「...ま..いった、なっ」
一期一振「おや、まだ話せるのですか」
痛みを堪えて起き上がろうとした二人を冷たく
見下ろし、手に持った棒の様な物を振り下ろしたが、二人に当たる事はなかった
数「これ以上、手を出す事は許しません」
根絶やしにしろ！【誘拐リク】→←俺を誰だと思ってんの【誘拐リク】
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風船ガム - Nさん» はい！ありがとうございます！と、吐血...！？ 鶴丸「ちぃはくのか？.....いたいか？なでてやるぞ」...楽しみにしてて下さい！ (2018年8月14日 19時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
N - 朗報を拝見しました！またお話しが出来るとの事で、今からすごく楽しみです。あの可愛すぎるちびちゃんたちや、保護者たちの生活が読めると思うと、吐血しそうです。楽しみにしています！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: c29f3ad4da (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - Nさん» 初めまして！ありがとうございます！そんな...虜にしてしまいましたかｗ.......本当にありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月14日 16時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
N - 初めまして。作品を拝見致しました！とても素晴らしい作品ですね。何度も読んでいますが、読むたびに、色々な魅力を感じられて、今ではすっかり貴女様の作品の虜になっています！これからのお話しの展開が楽しみです！ (2018年8月14日 13時) (レス) id: c29f3ad4da (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - mii(｡ρω-｡)さん» それは良かったです！...こちらこそ返信が遅れて申し訳ございません！！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年1月11日 21時
