俺たちの基地 ページ7
「はいはいはいはーい！今日の田嶋出版の案件単価あがりますか！」
仕事が下火になってくる午後21時過ぎ。本人たちの気まぐれによりあっさりと撤収を決めたメンバーたちが、自陣とするプレハブ小屋に次々と集合する。
ボスが帰ってくるや否や、本日の立役者である猪狩が両手を大きく上げた。
「えぇ？んー、超速分のボーナスは俺と半分こ、な」
1日の疲れを隠そうともせず、草臥れたキャップを脱いだ高橋が返す。つなぎとキャップの色はビビッドなピンク。無線番号4番のこの男が、昼間とんでもないやり方で商品をお届けしたチームのボス、高橋優斗だ。
緑「えーなんでよ！ケチ！金の亡者！」
桃「俺だって右肩痛めてんだから！」
緑「そもそもなんであんなぎりぎりの案件受けんのよ」
桃「そんなの単価高いからに決まってんじゃん。俺が超速受けたおかげで半分でもボーナスはいんだよ？するのは感謝でしょー」
紫「っていうか、今日のは投げちゃって大丈夫だったの？」
桃「なにが？」
紫「中身」
緑「それそれ。俺も思ったのよ。資料、優斗が握ったからちょっとグシャッててさ」
桃「なんも言われてねーからいいんだって」
緑「ちょっとさくちゃんどう思う？この人！金さえもらえればなんでもいいこのマインド！」
紫「まぁまぁがりさんも落ち着いて…」
帰宅早々騒がしい2人に、少々お疲れ気味の高橋は「着替えてくるわー」と言い残して奥に引っ込む。スケート便は全身運動なのだ。
緑「あ、逃げた！」
まだ不服そうに奥へと続くパーテーションを指差すふわふわ頭は、本日の立役者でありチームの大事な脚でもある、つなぎは緑、無線番号3番の猪狩。
紫「がりさんココア飲む？紅茶にする？」
そして興奮冷めやらぬ猪狩をよそに給湯室から顔を出したのが、チーム内最年少、無線番号5番の作間。彼のキャップはまだ新しく、つばの部分が深い紫色をしている。
桃「さくちゃーん、俺コーヒー！」
紫「はーい」
奥の部屋から聞こえた声に作間が穏やかに返事をしたところで、ベースのドアががらりと開いた。
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れわ(プロフ) - 和音♪さん» 和音♪さん初めまして！コメントありがとうございます〜！！！とっても嬉しいです！頑張れます！笑 ありがとうございますこれからもよろしくお願いします！ (2019年9月24日 1時) (
レス) id: 3180774200 (このIDを非表示/違反報告)
和音♪(プロフ) - こんにちは！いつもこの作品を楽しみにしています！HiHi Jetsのローラーがすごい生きていて、めっちゃ面白いです！これからも楽しみにしています！頑張ってください♪ (2019年9月22日 14時) (レス) id: b5f084be84 (このIDを非表示/違反報告)
れわ(プロフ) - ぽむさん» ぽむさん初めまして！コメントありがとうございます〜嬉しい言葉たくさんで泣きそうです！更新についてのご意見もありがとうございます！せっかくいただいたので、できるだけ更新頻度高めにできるようにしますね！ほんとうにありがとうございます！ (2019年9月21日 1時) (レス) id: 3180774200 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 初めまして、こんばんは。いつも楽しく読ませていただいてます。こういう作品を待っていた！出会いたかったのはこれだ！という気持ちです。個人的には、更新頻度が高い方がいいかなあと思っていますが、れわさんのやりやすいようにして頂くのが1番ですかね。 (2019年9月18日 0時) (レス) id: ef5fa22271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れわ | 作成日時：2019年9月6日 2時
