31接触“荼毘” ページ31
勝己を探しに来たつもりが、
よく分からないところに迷い込んでしまった…
誰もいない…入ったらまずいところだったかな
そんなことを考えていると…
嫌な予感がした…微かな…
殺気…ーーー
「…よぉ」
「…！」
急に後ろから現れた男に、いきなり肩を組まれた
恐怖で体が動かなくて、直視できなかった
「……だ…れ…」
「コソコソ侵入するの大変だったわ
あんた、Aだろ…」
「……だれっ……！」
「荼毘…まぁ仲良くしようぜ…
もしかしたら長い付き合いになるかも
しれねぇから…」
「…え…」
ヴィラン…？なに、この男……
「あんたA、だろ、死柄木弔の…
オトモダチ、の」
ニヤッとした顔で、下を向くわたしの顔を
覗き込んできた
「！！！」
そして、その言葉にカッとなって男を突き放した
「いって…」
「そんなんじゃないっ！！あんた…死柄木の…
あいつの仲間なの！！！」
「……あいつの言うとうり餓鬼で礼儀知らずだな」
「答えてよ！！！」
私は大声で叫んだ
鼓動が高鳴っているせいか、大声を出したせいか、
息切れが止まらなかった
「……でけぇ声出すなよ…」
「っ…こんなところに来るなんて…
案外バカなのね、ヴィラン連合も…
すぐに人が来る…そしたらヒーローだって…」
勝己だって…
「バカはあんただよ、自分からこんな
誰もいないような所に歩いていくんだもんな
つか、俺超地味すぎんだろ…ウケる…」
何、なんなのこの男っ…
とても冷たい瞳をしている…
「まぁでも、誰かこられても面倒だ
あんま時間ねぇからさ…単刀直入に聞くわ」
「……」
「…あんたの個性…何」
「…………え？」
個性…何のこと？
「だから、個性、隠してんの？」
真剣な表情で話す荼毘
「何が言いたいの？」
「聞いてるんだよ、こっちが」
「ちょっと…意味がわからない…
死柄木弔にも言われた…でも、私は無個性で…」
「…ふうん…嘘？それ」
「…嘘じゃないって…
何が…何が言いたいのっ…
なんでわたしにつきまとうのっ…」
「…あいつ、あんたを仲間にしたいみたいでよぉ
個性があれば、の話だけど」
なか…ま？わたしを…？？
「……殺すなとは言われてたけどさぁ…」
「！」
荼毘と目が合い、背筋が凍った。
気づいたら荼毘の大きな手は私の首を掴んでいた
「…っ……」
「個性があるのかないのか、
気づいてないのかとぼけているのか知らんが
無理矢理にでも吐いてもらうか…」
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
