12 ハプニング ページ11
うっすら目を開けると、見覚えのある小さな男の子
がいた。小さい頃の勝己だ…
…夢…か…
昔はすごく可愛くて、やんちゃだった勝己
色々あったけど、ずっと一緒にいたな…ううん、
ずっと一緒にいてくれた…無個性で何にもない
わたしなんかと一緒に…ーーー
昔の勝己が、今はとても愛おしく感じて、
ぎゅっと抱きしめた
･
「…んん…」
わたしは再び目を開ける
やっぱり夢だったんだ…さっきとは違って、
人肌の温かさを感じる。人肌の…あたたか…さ…
「…て、てめぇ…離れろデブ女っ…」
「…ほえ？」
目の前に子供じゃない勝己がいる。高校生で
制服を着ている勝己が…
な、なんで、わたし、勝己に抱きついて…っ
「っ…なんで…勝己っ！！！」
わたしはぱっと勝己から離れた
か、かお…近かった…め、目の前に勝己の顔が…
「……てめぇが起こしにこいっつったんだろうが…
…このアホ女…」
「…え…あ…」
「………」
「………」
き、気まずい。なにこの無言…てゆうか、勝己、
なんで何も言わないの…いつもみたいに
「寝ぼけてんじゃねぇぶっ殺すぞ！！」って、
キレると思ったのに……
なんでそんなに顔を赤くしてるの…
「おまえ…」
「…っ…」
なんでわたし、こんなにドキドキして…
勝己の顔が…見れない…
「はやく…服…着やがれ…」
「…え？」
そう、冷静に勝己に言われる
あ…ズボン履いて寝るの…忘れてた……
わたしは悲鳴をあげて、勝己にビンタを繰り出した
･
「ご、ごめんってば…」
「うるせぇ黙って食え殺すぞ」
わたしも制服に着替えて、2人で朝ごはんを食べている。勝己の頬は片方だけ赤く腫れている
「…っ…か、勝己が悪いんだよ！勝手に
入ってくるからでしょいつもいつも！！」
「入らずにどーやって起こせっつぅんだよ」
「…ぐ…」
合鍵も渡しているし、そりゃ当然だ。
「……み、見た？」
「あ？」
「……その…し、した…」
「うっせぇんだよ朝っぱらからてめぇは！！
見たに決まってんだろ！！！それがなんだ！！！」
で、ですよね〜〜っ！！
「〜〜っ！！！ど、怒鳴らないでよもう！！」
恥ずかしすぎる…わたし、ズボン履かずに勝己を
抱き枕にして寝てたってこと？
考えただけで頭パンクしそう
すると、勝己の視線に気づく。
「…な、何見てるのよ！！」
「…あぁん！？はよ飯よそえや！足りねぇ！！」
そう言ってグイッと空いたお椀を私に差し出した
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
