02クラスメート ページ2
「…あっ！轟くん！！」
ちょうどわたしと勝己の分かれ道に、勝己のクラスメイトの轟焦凍くんが立っていた。
雄英高校、ヒーロー科の推薦入学者
すっごい強くて、かっこよくて、私の学校でも彼の話題が飛び交っている。
「轟くんおはよう！！」
わたしは勝己を振り払い轟くんに駆け寄る
「…って！おいクソ女！！俺のこと無視すんなぁ！！」
さらに勝己は怒りを露わにする
てゆうか…轟くんにまた変なところ見られちゃったな…この時間はいつも轟くんもここを通るからわたしと勝己の言い合いはいつも見られている。
「おう、今日も仲いいなお前ら」
なっ、仲いい！？わたしと勝己が！？
「おい半分、何適当な事言ってんだ…
俺とこいつぁ、んな関係じゃ……」
「ち、違うから！轟くん！！勝己がいっつも私のこといじめてくるだけ！！ほんっとうるさいし勘弁して欲しいよ！！幼馴染じゃなかったらほんとこんないかつい男なんて無理だから！！」
「！！」
「…そうなのか…」
…轟くんに誤解されたくなかったから、ちょっとキツめに言ってしまった
でも、勝己はそんなこと気にしないよね。私のこと女なんて思っないし、いつも酷いことばっか言って暴力的だから…
「…そうかよ…」
そう、勝己はぼそっと呟いた
「…え？」
「…じゃあもう起こしに行かねぇ、毎朝遅刻してさっさと退学にでも何でもなっちまえクソが…
あ、あと今後俺に喋りかけんな」
「…なっ…」
「…お、おい爆豪…」
そう言って勝己はスタスタと歩いていってしまい、
わたしと轟くんだけがその場に残った。
「…な、なんなのあいつぅっ！！」
「素直じゃねぇだけだと思うが…」
「…え？」
「あいつ、嫌ならやらねぇだろ」
「……轟くん…」
言葉足らずの轟くんの言葉…
わたしには意味がよく分かっていた…だけど、この時の私はどうしても物わかりのいい自分ではいられなくて…
勝己の想いに気付かないふりをしていたんだ
だけど、後にそれを後悔することになるなんて
今は思いもしなかった
「じゃあ、気をつけてA、また」
「あ、うん、轟くん」
轟くんはわたしに片手を上げ学校へ向かっていった
そんな2人の後ろ姿を見つめる
「…轟くん……勝己」
そしてわたしは呟くように2人の名前を呼び
2人とは真逆の方向を歩き出した
「死柄木弔…ーーー」
そして、ある男の名前を口にした
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
