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仕組みなど全くわからず、夢かと頬をつねっても変わらない。
何より肌に感じる生暖かい空気となんともいえぬ恐怖心や手や足で感じるリアルな感覚は夢では説明がつかない。
階段を降りる途中でふと視線を感じた気がして横を見てみれば、手すりのある上の壁に小さな腕がやっと入るくらいの穴があり、なんとなくで手を入れてみれば、手に触れるのは鉄のレバー？
普段だったらこんな危険なことなんかしないのに、どうにでもなれと突っ込んだ先にあったレバーを引けば、ぐわっと視界がぐらつき浮遊感のあと目を開けばまた同じ廊下に立っていた。
どういうこと？
わけがわからないけれどなんとなく先程まで気にもならなかった近くの扉が気になり、部屋に入ろうと扉を開けてみれば、見えたのは先程までとは違う玄関ホールに続く廊下。
えっと驚いて振り返れば先程まで延々抜け出せなかった廊下はなくて、入った覚えのない無機質な部屋があった。
わからない。
なにが起きてるかなんて一つもわからないけれど。
玄関ホールの先には外に繋がっているはずの一際大きな扉があり、それに近寄れば外の木々が揺れる音が扉越しに聞こえた。
ガチャ...
開くと信じて触れたドアノブは無慈悲にも引っかかりのある金属がぶつかる音をたてた。
ガチャ、ガチャガチャ！
一度、二度と焦ってドアノブを捻っても変わらず金属のぶつかる音が鳴り、絶望してだらっと手を下ろした。
やっぱり。
心のどこかでこんな簡単に開くはずがないと思っていたからなんとなく納得してしまって目の前の扉をじっと見つめる。
見つめて気がついたのはここは部屋のなか側だというのに鍵穴があること。
こちら側にも捻る鍵はあるけれど、鍵穴があるということは外側からも施錠が可能なわけで。
試しにこちら側にあるすべての鍵を捻って、組み合わせを変えてあけようと試みてみたけれど開かなかった。
間違いない、外側から鍵を閉められている。
つまりあの謎の構造になっていたこの館からもう一つこの玄関の鍵を見つけ出さなくてはならない。
...無理だ
なぜかそう思ってしまって、ここに立ち尽くしていても仕方ないからとどこか別のところへ足を進めようとすれば、トンっと首元に軽い打撃が入り頭も視界もぐるんっと周り意識が途絶える。
ばたりと身体が地面につくことは無かった。
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透明玄師(プロフ) - 初見ですさん» コメントありがとうございます。7年ぶりに戻ってきたので当時とは書き方が変わってしまいますが続き検討いたします！語彙がかなり下がってしまっているので申し訳ない💦 (4月22日 4時) (
レス) id: e13ba85518 (このIDを非表示/違反報告)
初見です - あ、あのめちゃくちゃ大好きですよければ数年ぶりですが続きとかって。。。 (12月21日 2時) (レス) @page45 id: 2300fa5b80 (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - ページ36のruさんの「はぁ！？」の表記がrdさんの表記になってますよ、 (2023年1月8日 19時) (レス) @page36 id: da99e2fb00 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - honaさん» 他とは被らないことを意識しつつマイワールド展開したらこうなっちゃいましたw更新頑張ります！ありがとうございます！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - イトさん» コメントありがとうございます！何回も！？それは更新遅くて申し訳ないです…！コメント頂けるだけで十分嬉しいので大丈夫ですよ、ちまちま更新頑張りますね！ (2019年5月19日 20時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明玄師 | 作成日時：2019年2月4日 3時
