8:CASE.2 傍若無人 ページ8
資料室で調べ物をしていると降谷が入ってきた
『何だ、降谷も調べ物か?』
「松田の警察嫌いについてちょっとな...警察について完璧に君と答えたというのに本人は"警察なんかクソ食らえ"って言うんだ、何か原因があるんじゃないかと思ってな」
『それで過去の資料を漁ろうと?』
「あぁ あった...これか...」
『もう見つけたのか?』
「プロボクサー松田丈太郎...殺人容疑で逮捕...」
松田丈太郎...当時タイトル戦を控えてたっていう...
「ああ...その事件...当時は大騒ぎだったらしいよ...」
「景...」
「松田と仲のいい萩原に聞いたんだけど...
誤認逮捕だったらしいよ...」
『誤認逮捕...』
そこから諸伏が降谷に事件の経緯を話していたが、聞く限りだと警察官を嫌いにはなっても目指す理由は見つからなかった
仲のいい萩原でさえ知らないらしい
『話を遮るようで悪いが次の授業は移動だ、そろそろ帰ったほうがいいんじゃないか?』
「もうそんな時間か、少し早いけど術科訓練場に移動しとくか...鬼塚教場初めての拳銃訓練...遅れたら大変だからな...」
「じゃあ零とAは先に行っててくれ!オレはここで少し調べたいことがあるから...」
「そうか...わかった」
『遅れるなよ?』
資料室を出て、降谷と諸伏の様子を伺う
距離があるため記事の内容までは見えないが、諸伏の随分と思い詰めた表情は、彼の抱えている何かが決して軽くはないと言うことを物語っていた
___
「そういえば、Aは何を調べてたんだ?」
『さぁ...何だろうな』
「はぐらかすなよ笑」
___
------
Aさんの調べ物はそのうち分かります...多分...
299人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (6月6日 16時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:遥希 | 作成日時:2022年5月4日 23時