四羽目 ページ5
一晩明けて翌日、エリスちゃん(森さん)と外出する日になった
「Aお待たせ!」
「迎えに来たよAくん。あ、ちゃんと外套を羽織って手袋も忘れないでね」
『あ、はい』
やって来たのは普段とは違い、町医者風の格好をしている森さんと可愛らしいドレス姿のエリスちゃん
森さんに云われた通り、できる限りの防寒をして久しぶりに外へと繰り出した
「A、早く早く〜!!」
『はーい』
「待っておくれよエリスちゃん!あ、Aくんまで!」
エリスちゃんに手を引かれ、森さんを置いて走り出す
後ろで森さんの涙声のような物が聞こえてくるが、正直日頃の恨みが溜まっていた私は無視をして走り続けた←
暫く走り続けて二人で色んな建物を見て回っていると、ふとエリスちゃんが足を止めた
「A、ここのケーキ食べたい!」
『うーん……一応森さんからカードを貰ってますし……分かりました、入りましょう』
「やったぁ〜!!」
あ、可愛いなぁ……森さんレベルまでは行かずとも愛でたくなる気持ち分かるなぁ……
早速席に着きメニューを見ると、沢山の種類があるようだった
どれにするか散々迷った末、エリスちゃんはショートケーキ。私はチョコレートケーキにした
「ん〜美味しい〜!これなら百個でも食べられるわ!」
『流石にそれは…まあ比喩としては正しいかな…』
あ、美味しい。
ケーキを食べたのは凄く久しぶりで、一口一口味わって食べた
異能力の関係で、あまり冷たい物に触れたり食べさせてもらえない私にとっては貴重な体験だ
「見つけたよエリスちゃん!Aくんも!酷いよ二人共〜私を置いて行くなんて!」
ぷんぷんっと周りに効果音が見える森さん。乙女なのかな?←
暫く森さん達のやり取りを横目で見ながら私はケーキを平らげた
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七巳流 - 太宰さぁー〜ーーーん (2022年7月10日 16時) (レス) @page34 id: 910d5180ae (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - Юрияさん» コメントありがとうございます!期待に答えられるように頑張ります! (2019年4月29日 19時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - とても面白いです!此れからも、更新楽しみにしてます!更新、頑張ってください! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 山吹晋助さん» 態々返信して頂いてありがとうございます。面白いお話にすることが出来ず力不足で申し訳ないです……そう言って頂けて光栄です。これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 19時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ウナさん» コメントありがとう御座います。これからもよろしくお願いします! (2019年3月8日 18時) (レス) id: 5e06df6d00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイ | 作成日時:2018年9月3日 23時