あの景色をもう一度【ハイキュー】 (ページ22)

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第20球ようこそ烏野へページ22

Aside

澤「清水ー、“あれ”もう届いてるよな」

清「うん(ｺｸﾝ」

「潔子さん、私も行きます！」

大地さんに言われ持って来たのは

私たちが仲間である証

“烏野高校排球部”と書かれた黒ジャージ

早速袖を通す3人を見て、手に持ったままいる月島くんにスガさんが絡み始めた

菅「お前も着てみろよ〜」

月「いや、僕は後で」

田「なんだ恥ずかしがり屋か！いいじゃねーか着てみろ」

菅＆田「着ろ！着ろ！着ろ！」

先輩2人の着ろ着ろコールに対し、あからさまに嫌そうな顔をしている(笑)

「私もツッキーが着たところ見たいな〜」

月「あの…その呼び方やめてもらえませんか」

「私とツッキーの仲なのに？」

月「別に大した仲でもないですよね」

月島くん、確かにその通りなんだけど、さすがに傷ついちゃうぞ

私は手で顔を覆い、わざとらしく泣き真似をしてみせた

「酷いよツッキー、公開告白までさせておいて…私のことは遊びだったのね！」

月「ちょっと…」

日「あー！月島がAさん泣かしてる！」

影「はっ？月島てめぇふざけんな！」

あっどうしよう

私がふざけてるだけなんだけどな

この手を外すのとっても恥ずかしいんだけど

月「……………蛍です」

「え？」

月「そんなに言うなら、名前で呼んでください」

意外な提案に思わず顔を上げた

「………いいの？」

月「どういうことですか？」

「名前呼びなんてそうそう簡単に許して貰えそうになかったから…ちょっと意外で」

月「俺と先輩の仲なので(ﾆﾔﾘ」

やっぱりこの子いい性格してる

でも

「ありがとう、蛍！」

せっかく仲間になった記念すべき日だ

今日くらい、いいよね！

澤「A」

「はい！」

大地さんに呼ばれ、潔子さんの隣に並ぶ

澤「じゃあこれから、烏野バレー部として…………せーの！」

「「「「「「「「よろしく！！」」」」」」」」

***

日「Aさーん、俺のことも翔陽って呼んでください！」

影「俺も名前で呼んで欲しいっス」

山「俺もお願いします！」

「わかったよ！これで1年はみんな名前呼びだね」

菅「Aちゃん、めっちゃ懐かれてんな〜」

清「これで名前呼びじゃないの、菅原だけだね」

菅「清水…！言うなよ、ちょっと気にしてたのに！」