特効薬は俺2

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あれから1年後


私に大きな変化が訪れた。
それは男性恐怖症が治った。


当時の私は知らない人と話す事が出来ずら東海オンエアの皆さんしか話す事が出来なかったが、今はどんな男性でも普通に話せる。


最初は不安ばかりだったけど、としみつくんが傍にいてくれたおかげで今の私がいる。


としみつくん、本当にありがとう!!


***


今日も撮影が終わり各々帰る支度をしていると、としみつくんが私の元にやってきた。


と｢わりぃA。今日ゆめまると飲む約束してるから先帰ってて！｣


『うん。わかったよ』


り｢だったらサクラちゃん、マンションまで送ろうか？｣


『え？いいのですか？』


り｢うん。としみつもいいでしょ？｣


と｢彼女に変なことするなよ｣


り｢www分かってるよ｣


『じゃあお願いします』


り｢うん｣


私はりょうさんの車でマンションまで送ってもらった。


り｢着いたよー｣


『ありがとうございます』


り｢それじゃあまたね！｣


りょうさんも何することも無くすぐに帰った。

私も部屋に入り残ってる仕事に手をつけようとしたら、スマホに着信が入った。


画面には｢高岡さん｣の文字が表示されてた。


『もしもし桜庭です』


高岡｢高岡です。お疲れ様｣


『お疲れ様です。どうしましたか？』


高岡｢実は岡崎の事務所に大事な資料が届いてね。桜庭さん悪いけど取りに行って貰ってもいいかな？｣


『わかりました。今すぐ行きます』


私はすぐに準備をして再び外に出た。
事務所まではそんなに遠くなく、すぐに資料を手に取ることが出来た。


時刻は夜の7時を過ぎた頃だった。
としみつくんは今頃飲んでるだろうなと思いながら街中を歩いていると、少し離れた所で見慣れた人影があった。


『……としみつくん？…と誰？』


ブランドショップの前にはとしみつくんと、その隣には女性の姿があった。

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