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どうしてAが肩を組まれてるのか……
俺はその光景を見たくなく一度引き返そうとしたが、Aが困った表情を見て俺は行動に移した。
て「……A!!」
『……てつや!!じゃあ先輩、てつやが来たので私はこれで』
て「えっ!?A…!?」
Aは男の腕を振り払い、俺の手を握って「ほら行こう」と言って、その場から離れた。
俺から声をかけたと思いきや、いきなり俺が来る事を見越したのか俺の元に来たA。
頭の中はハテナだらけの中引っ張られてると、少し離れた所で彼女の足が止まった。
『……ここら辺でいいかな。いやぁてつや、ちょうど来てくれて助かったよ』
て「何かあったの?」
『うん……バイト中ずっと後でご飯食べに行こうってしつこく言ってきてね……中々突き放すこと出来ない時にタイミング良くてつやが来てくれてね』
なるほど。ということは俺は救世主みたいな感じなんだね!!何だか今俺はAの正義のヒーローみたいな感じになって何だか誇らしげに感じた。
『それよりてつや、私に用があって来たんでしょ?』
て「そうだった!!今度俺の友達と動画撮ってYouTubeに投稿するんだけどさ、Aも一緒にやらない?」
『動画?それって色んな人にそれ見られるって事だよね?』
て「まぁそーゆー事だね」
『……私はいいかな。顔出すの怖いし』
そうだよね。いきなりカメラ回してアレやってとか言えないよね。
俺は彼女にわかったよ。と伝え、この話は終わった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2022年3月20日 19時