04.としみつside ページ4
と以外｢いただきまーす！｣
と｢……｣
結局ジャンケンに全負けして昼飯は五平餅のみになった。今日の俺の運勢は最悪なのか……
俺はテーブルにポツンと置かれている五平餅が入ってるタッパーを手にする。
タッパーからでも分かるようまだ温かみが残っていて、作りたてだったと想像できる。
冷める前に食おうとタッパーに括ってる輪ゴムを取り、五平餅を手にした。
五平餅を持った手を鼻に近づけ匂いを堪能する。
と｢………!!｣
今まで食べた五平餅と香ばしい匂い!!
……もう待てん！俺は五平餅をガブリと口にした。
と｢………美味い!!｣
つい大声で叫んでしまったが、これはマジで美味い！
味噌ダレの甘しょっぱい感じと、クルミの風味と食感がマッチしている。
これは最早、五平餅会の金メダルやぁ〜！と某グルメリポーターみたいに言ってしまう程だ。
て｢また始まったぞー、としみつも五平餅飽きないよなー｣
と｢いやいや！この五平餅はマジで美味いって！｣
虫｢へー。他のと何か違いとかあるの？｣
と｢まずは焼き加減が良い。味噌ダレの味付けも最高！きっと今まで食った五平餅の中で1番かも！｣
り｢五平餅のランク付けしてるんだ笑｣
俺は残ってる五平餅を一気に食ってしまい、俺の昼飯が終了した。
ジャンケンには負けたが俺的にはこの昼飯は大当たりかもしれん。
にしても、どこの店のやつなんだ。と思い、俺は五平餅を買ってきたいくとに聞くことにした。
と｢なぁいくと。この五平餅どこで買ったんだ？｣
ニ｢うーん…たしか倉科和菓子店っていうとこっすよ。弁当買った帰りにたまたま通ったら、店から五平餅を持って出てきた人を見て、｢としみつくん好きそう｣と思って買いました笑｣
倉科和菓子店……たしか俺ん家の近くにあったような。でも和菓子を求める用もないから行ったことないな。
て｢よし！昼飯も終わったことだし、午後からの撮影始めるとしますか｣
昼飯も終え午後の撮影が始まるも、さっきの五平餅の味が忘れず、撮影に集中する事ができなかった。
ちょうど明日の撮影は無く予定もない。
俺はいくとが言ってた倉科和菓子店に行く事にした。
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2021年8月18日 22時
