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としみつさんのおかげで義兄から逃げることが出来た私。
『ハァハァ……』
と｢サクラ大丈夫か？｣
『大丈夫です……助かりました』
と｢まさかここまでついてくるとか……｣
『ごめんなさい。私のせいで…』
と｢お前は悪くねぇって！それよりこれからどうすっか…｣
とりあえず義兄から離れようとエレベーターは1階へ向かう。
ロビーに行くと、ちょうど他のメンバーが集まって何か話をしていた。
て｢あっ!!としみつとサクラちゃん!!｣
と｢お前ら何してんだ？｣
虫｢これから近くのお店でご飯食べに行こうと思ってね。さっきとしみつのLINEに連絡入れたけど、もしかして気づいてない？｣
と｢……あ、入ってた。わりぃ、ちょっと立て込んでた｣
虫｢それで2人はどうする？｣
と｢うーん…どうしようか｣
私は少しホテルから離れたく、ちょうどお腹も空いていたので、としみつさんに『大丈夫ですよ』と伝えた。
と｢おう。行く｣
虫｢よし。でもサクラちゃん顔色悪いよ？｣
『え？』
ゆ｢うん。なんか少し青いけど具合悪い？｣
どうやら私の顔色が悪いみたい。
まださっきの出来事を引きずってると思う。
『だ、大丈夫です。多分疲れただけですので…』
て｢そっか。それじゃあ出発ー!!｣
てつやさん達は歩き始め、私ととしみつさんは皆さんの後ろをついていく。
としみつさんは変わらず私のそばに居てくれて、小声で｢大丈夫か？｣と気にしてくれた。
私も『大丈夫です』と答えると、｢無理すんなよ｣と私の背中を押してくれた。
し｢ちょっと〜。そこの2人何話してるの〜？｣
先頭にいたしばゆーさんが後ろを振り返り私達の方に来た。
と｢べ、別に何でもねぇって！｣
『は、はい！何食べようかなと考えてたんです！』
り｢そういえば、何食べるか決めてなかったね｣
て｢俺焼肉がいいー！｣
ゆ｢俺もー!!｣
虫｢待って待って！今日はサクラちゃんがいるから、彼女に決めてもらおう？｣
『わ、私ですか？』
り｢そうだね。サクラちゃんとご飯なんて初めてだし。あと遅くなったけど歓迎会も兼ねてやろう！｣
て｢お！いいねー虫さん頭良いー!!｣
『良いんですか？こんな私の歓迎会なんて…』
て｢うん！だからサクラちゃんの好きな所行こー！｣
『でしたら────』
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2021年9月14日 20時
