特効薬は俺 (ページ28)

今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:31,586 hit

28 ページ28

としみつさんを先頭に皆さんの昼食を買いに来た。

向かう先は近くのコンビニ。
中を入ると昼時であって、あんまり種類が少ない。

『どれにしましょう…』

と｢適当に選んで、ジャンケンで決めてもらうか｣

と、としみつさんは様々な弁当をカゴに入れてレジに進む。

店員｢合計5点で2470円です｣

『あれ？としみつさん、数が足りないですが』

と｢俺らとお前の分でいいんだ。遅刻した奴らは昼飯抜きだ｣

『でもご飯抜きは可哀想じゃ…』

と｢……ったく。すいません、ちょっと待っててください｣

としみつさんは私の話を聞いてくれて、お弁当コーナーに行くかと思えば何故かお菓子コーナーに行き、う〇い棒2本を持ってきた。

と｢すいません。これもお願いします｣

『う〇い棒？』

と｢あいつらの分。これでいいだろ｣

『いやいや！ちょっとしたお弁当買いましょうよ！』

と｢んな事言っても、もう弁当なんかねぇだろ｣

お弁当コーナーを確認すると、さっきまで少し置いてあった弁当もおにぎりも何もかもすっからかんになっていた。

『うそ……』

と｢分かったなら行くぞ。腹減った｣

『てつやさん、しばゆーさんごめんなさい』

私は2人がいない所で謝罪をし、スタジオに戻るのであった。