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4話 最善策 ページ6

A「チアキー。おそーい。」

翌朝。いつも通り、Aが僕の部屋をノックした。

ちなみに、遅い、と言われたが今は約束した時間の8分前だ。

チアキ「遅くはないっしょ…。」

Aが約束した時間より早く来て「遅い」と言うくだりもいつも通り。

これがいつまでも続けばいいんだけど。

でも、そろそろAも僕といることに飽きてるんじゃないかな。

それなのに、優しいAのことだから、僕にかまってくれているのだろう。

離れなきゃ、いけないよね。



チアキ「ねぇー、ノーズゥー。」

ソシアルクラブ。

ソファに「どーん」と言う効果音が付きそうなほどにノーズが堂々と座ってる。

ゲームのラスボスみたいでちょっと面白い。

その後ろから顔を出して声をかけてみる。

ノーズ「なんだ、チアキ?」

チアキ「Aがねー、」

ノーズ「…またその話か。」

僕がAの可愛さについて語ろうと思ったら、ノーズに拒まれた。

ノーズ「本当にAの事が好きなんだな。」

チアキ「そんなんじゃないしー。違うしー。」

僕がプイッ、と顔をそらせば、ノーズが声を上げて笑い出す。

チアキ「ちょ、なんで笑うの?!」

ノーズ「いや、そこまで顔に出しといても違うと言うんだな、と思ってな。」

笑いながら答えられた。

そんなに、顔に出てるの?


翌朝。

A「チアキー。早くー。」

聞き慣れた声がする。

時計を見ると、約束した時間の11分前だった。

…日に日に来る時間早くなってない?

まぁ、そんなことは今気にすべきことじゃない。

昨日、ノーズに顔に出てると指摘された。

それに、このままだとAから離れられなくなる。

それらの対策として、今日からAにそっけなくしてみようと思う。

僕自身のために。

ガチャ。

ドアを開ける。

A「遅いよチアキー。」

笑ってAが言いはなつ。

いつもならここで「遅くない。」って言い返す。

…でも。

チアキ「…。」

僕だって笑って返したいけど、そしたらAの優しさに甘え続けることになる。

僕からAに嫌われに行く。

それが最善策っしょ。

だから、下を向いて黙り込む。

A「あ、あれ?チアキ?」

下を向いてるせいで見えないが、Aはきっと困惑してる。

ごめんね、A。

そっけない態度をとることが、こんなに辛いものだとは思わなかった。

でも、こうすればAも、僕を嫌ってくれるっしょ?

だから、嫌われるまで、僕は耐えるね。この辛さに。

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咲代(プロフ) - 天さん» ありがとうございます!!頑張ります〜!! (3時間前) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです! 投稿頑張ってください! (9時間前) (レス) id: 9b7d3c2801 (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - アリスさん» はじめまして〜♪ありがとうございます!!嬉しいです!モチベ上がったんで更新頑張ります! (1月6日 7時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - はじめまして!これからも応援してます!更新頑張ってください♪ (1月6日 6時) (レス) id: 76d2fea91c (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 彼方さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!(`・ω・´) (12月26日 7時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲代 | 作成日時:2020年11月8日 21時

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