6話 ページ14
Aside
クマ子ちゃんとラント君、歩いていっちゃった...。
仕方がないので、私は一人で廊下を歩く。
足取りが重い。気分が暗い。
そこでふと、私は大変なことに気付く。
もう、ラント君と関われないかもしれない。
そしてもう一つ。
クマ子ちゃん、恋のライバルだ...！
さて、それらに気づいた私はどうなったでしょう。
...誰もいない廊下で、あたふたし始めました。
どうやら私は、思ったことや感情がすぐに言葉や行動にあらわれてしまうようだ。
ラント君と関われないなんて...。嫌だ...！
でも、私たちにはあまり関わるな、って言われちゃったし...！どうしよう...！！
やだよラント君...。もっとラント君と話したいよ...。
好きだって分かったのも、ついさっきなのに...。
気付いたら、涙が溢れ出てきていた。
A「あれ...私、泣いてる...？」
我にかえった私は、ここが廊下だと言うことを認識し直す。
誰かに見られる前にどこかに行かなきゃ...！
？「Aっ！」
聞いたことのある、美しい声。
...この声は、ラント君だろう。
書類を運び終え、教室に戻る途中だったようだ。
二人が行ってから、かなり時間が経ってたんだな...。
ラント君...。聴きたかった声。
余計に涙が溢れてくる。
ラント「どうした？！大丈夫か...？！」
A「ラント君...。大丈夫です。心配させちゃってすみません...。」
私は無理やり笑顔を作る。
ラント「すまない、私のせいか？」
ラント君のせい...。そう言えばそうなるだろうが、これは私の感情の問題。
A「違います、私のせいです...。ラント君は、逆に私を落ち着かせてくれて...！」
またも涙が出てくる。それを拭おうとした時、
スッ...
ラント君の綺麗な手が私の頬に触れ、その親指が涙をすくい取った。
A「ラント君...？」
ラント「すまない、君が宇宙人に接する事がないように、と思っていたのだが...。過保護になり過ぎた。」
手をそのままにしたラント君が悲痛な面持ちで話す。
A「いえ、心配してくれたんですから...。謝らないで下さい。」
やっぱりラント君、優しい...
A「そういえば...クマ子ちゃんはどこに...？」
ラント「クマ子は他の用事があると言っていた。」
A「そうですか...。」
この情けない姿をクマ子ちゃんに見られてないことに安堵する。
ラント君に見られたけど...
ラント「本当にすまない、A。」
ラント君はまた謝る。何故か笑みが溢れた。
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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