106話 めんどくさく会った ページ13
「じゃあ車出してくるから待ってて」
『はいはい』
Aは母親が車を出してくるのを
外で待っていた。
『‥‥時間。せっかくだし…行っとこうかな』
Aは時計を見ながら静かにそう言った
「やっぱ、すごかったな白鳥沢〜…
こんな近くで見ても威圧あるぜ〜」
「だな〜」
Aの周りにいた高校生の男子達が
そう言っていた。
「でも、やっぱすごいのは
全国三大エース牛島だよな」
「A」
『…っ!』
Aが壁に寄りかかり
スマホをいじっていると声をかけられた。
そこには牛島若利率いる
白鳥沢学園の男子バレー部のメンバーと
思われる8人がいた。
『(うわぁ〜…なんでいるのよ)』
「やはり来ていたか」
『お母さんに言われたので無理やり、
来たくて来るわけないので
(めんどくせぇ)』黒笑
「そうか」
『(あぁー…まで受け止めるのが
腹立つんだけどぉ!)』
「あー、この子が若利君の従妹?
電話ぶっちぎる子?」
牛島の横からひょいっと顔がでた
「俺だよ〜俺!」
『詐欺には間に合ってます』
「ひどっ!!若利君とは違う感じだね〜
天童覚だよぉ〜」
『ゲスの人ですね』
「おぉ〜知られてる!」
なぜか天童は笑いながら言っていた。
「こらこら天童やめなさいな」
「面倒なことするなよ」
「相変わらずだな」
「この人が牛島さんの…」
「おい、お前距離が近い」
「お前もな」
白鳥沢学園メンバーもAが
気になってはいた。
「同い年…。俺は五色工!
いずれ大エースになる男だ!」
『はぁ…』
「またお前は…牛島さんが今はいるだろ」
『すごいね!そういう気持ちがあるのは
本当にすごいことだよ
(あーめんどくさ、)』
「そ、そうか!」
五色は嬉しそうにニコニコしていた。
『(チョロ)』
「裏がめんどくさそうだなお前」
『失礼すぎるんですけど』
「事実だろ?」
『そうですか?』黒笑
「あぁ?」怒
「おいおい」
「車持ってきたわよ‥‥ってあら
若君じゃない!」
そこにAの母親礼香がいた。
「あ、どうも」
「おー!一条寺礼香だぁ!」
「知っててくれてありがとぉ、
さて娘を迎えに来たので失礼します」
『…』ペコッ
「…」イラッ
Aはお辞儀をして車に乗った。
「白布、お前年下にむかって
何やってるんだよ」
「裏があって気持ち悪い」
「なんだよそれ」
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reichan(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます! (2020年5月6日 21時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
薊 - 142話主人公の苗字違ってますよ〜 (2020年5月6日 21時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - いえいえ!!!これからも頑張ってください!!! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - NEØさん» あ!本当ですね! ありがとうございますれ (2020年3月19日 10時) (レス) id: cece7fb186 (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - 1個目の暗記が安危になってますよ?作者さんの書く文章がとても好きなのでこれからも更新頑張ってください!!!応援してます! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年3月5日 23時