【鬼滅の刃/隠伏ゲーム】見つかったら接吻か抱擁。

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「移動してる?」




炭治郎が消えただけでなく
風景が明らかに変わっていた。

手の甲の数字が 10:00 に
戻っていることに気づく。




( 見つかったから またやり直しってこと? )




ようやく意味がわかって
再び森の中を歩く。

いっそのこと茂みにでも
隠れてみようか。




「見いつけたあ」

「うわっ!?」




ちゃんと茂みに隠れていたのに
突然 声がしたので驚く。

まだ探し始めてからそんなに
時間は経っていないはずだ。




「ｯ… !?」




振り向くと上弦の弐である童磨が
妖しい笑みを浮かべていた。

私はものすごい勢いで後ずさる。




童磨「何でそんなに逃げるの?」

「あんたが鬼だからでしょ」

童磨「酷いなあ、今は俺も参加者の1人なのに」

「意味がわからない!!」




童磨を押しのけようとしたが
強めに腕を掴まれた。

睨みつけた瞬間 お互いの唇が触れる。




「ちょっとｯ」

童磨「Aの唇、柔らかいね」




札を見せてきたので
素早く奪い取る。

童磨の口元が弧を描いた。




＿




童磨「接吻しちゃったなあ」

童磨「どうせなら 深いのしたかったなあ」

童磨「食べてしまいたい」




*

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