忘れてください…… ページ11
昼休みからかなり時が経ち、今は放課後。
『ふぅ………』
この世界に来て一日授業を終えたことになる。
…案外いけそうかも。
あれから、やたら監督生ちゃんに加わりエースも話してかけてくるが、やんわりとスルーしているつもりである。
監督生ちゃんたちと仲良くならないようにするのに必死だったから、すっかり忘れていた。
教室がザワつき始めるまでは。
「嘘だろ…？」
「え、誰を呼んで来いって言われたんだ？」
「えっと監督生を……」
「ほら早く呼べ！！」
『…………？』
何かあったのかな…？
なんかめちゃくちゃザワついてるんですけど。
まぁいいやと思い、ノートを整理しだした私は、ある生徒の言葉で背筋が凍ることになる。
「あのフロイド先輩とジェイド先輩がこの教室に来るなんて……、監督生やらかしたか！？」
ピタリと、ノートを整理する手が止まった。
フロイド先輩とジェイド先輩……。
正真正銘、今朝会った人たち。
うわ……！！
「監督生さん！！先輩方が呼んでますよ〜！」
「げっ、あたしなんかやらかしたっけ！？はいよ〜、今行きます〜」
どうやら監督生ちゃんに用事がある様子。
は、鉢合わせしないうちに図書室へ行こう……。
そう思ってカバンを持ったとき。
「Aちゃ〜〜ん！！！
ちょっと来て〜〜！！」
『……え？』
なんと、監督生ちゃんがこちらにかけてきたのだ。
わ、私…？
『どうしたの……？』
「えっとね、フロイド先輩とジェイド先輩が呼んでる！！！
黒髪で黒目で長い髪で、女の子っぽい顔をした声の高い生徒に用事があるらしくて…………Aちゃんのことだと思って」
『………………。』
うそん。
ま、まさかの私ですか……？
『…わかった、行くね。ありがとう、監督生ちゃん』
「ううん！！大丈夫！」
はぁ………。
今朝のことくらい忘れてくださいよ〜………。
私は観念して、監督生ちゃんのあとを着いていくのだった。
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シャーペンの芯(プロフ) - うみねこさん» うみねこさぁぁん！！お久しぶりです！！読んでくれてありがとうッ！嬉しすぎて灰になりました（） (2021年4月7日 17時) (
レス) id: 402419b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - とてもとてもとてもとてもお久しぶり…浮上できてなかった…全部読んだらめちゃめちゃ文才の塊もうすき… (2021年4月7日 15時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» そうですよ当たり前ですよ(？)(訳:好きだなんて嬉しいぃぃぃ！！ありがとうございます！！I☆E☆A☆) (2021年4月6日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 徹夜って当たり前だよね(？) だって!!寝れないんだよ!!(言い訳 ｱｯﾄﾞｳﾓｫ。この作品好きなので現在ある所まで見て更新待つ事にします。 I☆E☆A☆(イエア)ｱｯ…ｲｳｺﾄﾅｲ……｡← (2021年4月6日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 桜あやや@べりらわさん» コメントありがと〜！あややちゃんもツイステ好きだったんだ！私はね〜、「絶対この人！！！」っていう推しはいないよwなんか定まんなくてw (2021年2月23日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年12月11日 17時
