8人目がフタをする (ページ43)

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隠し事ページ43

藤井side

今日はA意外で撮影。
メンズの雑誌なんや。でもこういうことも珍しくないし、当の本人は体調が良くなって、またバリバリ仕事をしている姿を見て安心と不安がある。

Aの気合いというか、頑張り過ぎてるくらいに見えてしょうがない。今までやって十分に努力してきたのに、今はどうしていいか分からないまま、がむしゃらにやっているように見える。

最近は休みの日も用事があるらしくて
前はよく行っていた買い物も最近は行けてへん。
休みの日まで何してんのやろ、、、
俺は心配で仕事終わりにAの家へ向かった。

ピンポーン

、、、、ガチャ

水「流星、、？なんで？」

「おつかれ。唐揚げ食べたくなったから一緒に食べよう思てさ、笑」

俺の手にはAが好きなとこの唐揚げ。
それを見ると嬉しそうに笑って

水「えぇ！ありがとう！！
でもそんな心配せんでもちゃんと食べてるでー？笑」

そう言って部屋に入れてくれた。

けどお邪魔するといつも綺麗な部屋は洗濯物で溢れていて、机には仕事の資料がもりもり置いてある。

水「あー。ごめんね。散らかってて、笑
ちょっとまってて！！」

「いや、急に来たのは俺やから、
、、、最近忙しそうやけど休めてんの？」

水「それは大丈夫。またみんなに迷惑かけアカンからちゃんと食べてるし寝てるで？
やからその分の洗濯が溜まってる感じ？笑」

そう説明しながらお茶をだしてくれた。
この前の件があって淳太とかがさらに過保護になったし、Aも迷惑かけたと申し訳なさそうにしてたから体調管理はしてるみたい。
けど、、なんやろ。

身体は元気でも心が疲れてる感じ。

「明日はオフなんやろ？俺も手伝ったるから」

水「あ、明日はちょっと予定あってさ。
朝から出らなあかんねん。」

「、、なぁ。なに隠してるん？
俺達には頼れへんか？俺にも！言ってくれへん？」

ちょっと強い口調で言ってしまった。
でも何かある。それが力になれへんことでもいつでも支えられるように、話して欲しかった。

水「、、、はー。
家来るならちゃんと片付けといたのに。」

そこからはずっとだんまり。
けど、俺は曲げへんかった。話してくれるまで帰るつもりないし。

何分沈黙が続いたんか分からへん。

水「メンバーに言うつもりはなかった。
これはうちの問題やし、、、誰にも言わんで欲しい」

そう言って教えてくれた。