8人目がフタをする (ページ20)

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たまにページ20

藤井side

神「Aが倒れてん！！すぐ戻ってきて！」

神ちゃんからの電話で急いでAのもとへ。

ガチャｯ

「A！！！だいじょう、、ぶ？、、え？」

遡ること1時間前、、

今日は淳太の家でライブの打ち合わせをしようと
メンバー全員集まっていた。

いい雰囲気で話し合いは進んでいたんやけど、、

「俺、一発目にパリマニを持ってきたいと思ってんねん」

桐「まじか！ええやん！頭からギア全開やな！」

神「ファンのみんなも想像してへん1曲目やろうしええやん！！」

重「なんや、前のコンサートからえらいギャップやな～笑」

パリマニを1曲目からやるなんて誰も予想にしてへんやろうから、絶対盛り上がる！そう思ってるけど、
逆に後半でその1曲目を越えるかっこよさが必要になるから正直不安やったんやけど、、みんな賛成してくれて良かった！っと思っていたら、

水「でも1曲目でパリマニをやってもうたら
そこがライブの最高潮になってしまわへんかな？」

「、、、」

俺も引っかかっていた不安のど真ん中をついてきたA。
Aの考えは同じことが多くていつもなら相談したり、一緒に話し合ったりするんやけど
今日なんかイラッとしてしまった。

「やったら中途半端な盛り上がりになるオープニングにするん？」

濵「ちょ、流星。そんな言い方、、」

水「いや、そんなこと言ってへんやん、
後半の作りを考える時にパリマニなしで組んでいかなあかんのは大丈夫なんかって思っただけで、、」

Aの意見は正当で、でも今回は今までとは違うWESTを見せたくて、めっちゃ悩んで考えた。
やから俺の変なプライドのせい。

「そんなん分かってるし。俺が考えるんやからAが心配せんでもええことやん。

、、、今日は帰るわ。」

小「あ、ちょ！流星！？」

俺が作ってしまった気まずい空気が耐えられへんくて淳太ん家から出てきてしまった。