第三話『鬼上司と子犬のワルツ』 ページ13
連れていかれたお店は、意外にもお洒落なオーガニックレストランだった。
「何か、すごいオシャレですね」
「そうか？」
「大衆居酒屋とか、そういうとこに行くんだとばかり思ってました」
「身体の心配してんのに何で居酒屋に行くんだよ。バカじゃねーの？」
心配してると言ってくれている1秒後に、バカだと罵られる。
横尾さんは難しい。
多分、攻略なんて一生できない。
「お前と玉森、仲良いよな」
「え？」
「入社したばっかなのに」
「あ、私と玉森くん、高校が一緒なんです。３年生の時は同じクラスだったし」
「すごい偶然だな」
「私も驚いてます」
「それにしても、掴みどころがねーな、玉森は。暖簾に腕押しっていうか、糠に釘っていうか」
「昔からあんな感じです。担任も困ってました」
「だろうな。担任だった先生と仲良くなれる気がするよ」
「横尾さんも困ってますか？」
「困ってるよ。お前がどうにかしろ」
「私にできるわけないじゃないですか」
「いや、お前にしか無理だろ」
「え？」
「だってあいつ、お前の言うことしか聞かないじゃん」
玉森くんが、私の言うことを聞いてる？
「え？いつですか？身に覚えがなさ過ぎるんですけど」
「ふーん。お前、自分のことには無頓着なタイプなんだな」
「横尾さんの言ってること、私には難しくてわかりません」
「やっぱバカなんだ」
そう言って横尾さんは笑う。
あ・・・・笑った顔、初めて見た。
般若のお面を外した横尾さんの顔は、意外なほどに可愛かった。
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マキ(プロフ) - かのんさん» うわーん( ；∀；)嬉しいです！ありふれたありきたりな話しか書けませんが、好きだと言ってもらえてすごーーく嬉しいです(*^^*) (2021年4月17日 13時) (
レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - もう、本当に本当に大好きです！マキさんの作品、本当に大好きです！！ (2021年4月16日 19時) (レス) id: 46e739e0e0 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - eiennianatadakeさん» 最後まで読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)私の書いたもので少しでも心が温まってくださったのなら、こんなに嬉しいことはありません(*^^*) (2021年4月15日 16時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
eiennianatadake(プロフ) - とても心が温かくなるようなお話でした！展開にハラハラしたり泣けちゃったり次回のお話も楽しみにしています！ (2021年3月4日 3時) (レス) id: 69ceef1236 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - umiさん» このお話を好きになっていただけて嬉しいです！玉森くんのドラマが始まる前に書き終えたんですが、もうドラマも終盤ですね！時間が経つのが早くてびっくりしてます笑！ (2021年3月3日 0時) (レス) id: 50fef8eb31 (このIDを非表示/違反報告)
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