真選組女中！御用改めである！！【沖田総悟】

まちなか ページ14

何で私は今、ここに座っているのでしょう？

･･･分からない。

いや、誰か教えて。


･･･ことの発端は今朝。

いつも通り食堂で朝食をよそっていたところ、

副長に今日は女中の仕事はいいから、と見回りを押し付けられたのだ。

いや、一介の女中にそんなこと言われましても。

沖田さんも一緒だと聞いて安堵したのもつかの間、サボらないようによく見てやってくれと言われた。

荷が重いです、副長！

･･･いや、そんなことより！

一介の女中にそんなこと言われても困るんですが！？

でも、さすがに居候(？)の身でそんなことを言う訳にもいかず、私は副長の言葉に従って沖田さんと屯所を出た。

所までは、分からないけどまだ分かったことにしておける範囲内。

で、どうしても分からないのが、何で私は今、沖田さんと甘味処で団子を食べてるのかということ。

総「ここの団子がまた、美味いんでさァ」

うん、確かに美味しいのだけれども。

「仕事しません？」

総「仕事？何言ってんですかィ、これが仕事っつーもんでィ」

「いや、違うと思うんですけど」

そう言いつつも、既に私は３串目の団子を手にしていた。

そう言えば、と沖田さんが口を開く。

･･･が、それは

「おー、総一郎くんじゃないかー。奇遇だねー」

とえらく間延びした声に邪魔され、聞くことができなかった。

「あ、彼女さんとデート中かぁ、そりゃ悪いことしたなぁ」

そう言いながらも沖田さんの隣に滑り込み、いちごパフェを注文するクルクルの銀髪男。

こいつ、沖田さんと知り合いだったのか。

かんみどころ→←わたしのおへや

沖田さん

「目ェ閉じろ」

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