笑った人数・六人 ページ9
『あははっ!!迷った〜!!で、どこ待ち合わせだっけ??』
鴉「迷ッタ〜ジャナイデショ!!笑ッテル場合ジャナイカラ!!」
ある日。
静かな林の中でにことその鴉が地図を見ながら苦戦していた。
お館様に言われた、他の柱との合同任務。今日から実施されるのだが、方向音痴なにこが地図を持ったせいで一行(鴉だけ)はさっきから右往左往していた。
能天気なにこを怒鳴る鴉はメスでしっかりしている性格なのだが、いかんせん主人がアレなので全くその能力が生かされていないのだ。
その“アレな主人”は未だ地図とにらめっこしては笑いながらそこらをうろちょろしている。
『う〜ん、でも冨岡さんいないね〜??帰っちゃったのかなぁ〜??もしかして私嫌われてる〜?あははっ!!』
今回は水柱、冨岡義勇と合同任務なのだが彼の姿はない。
そりゃあそうだ。待ち合わせは林の中ではなく、町の食堂なのだから。
『ねぇねぇ、鴉ちゃん!!ホントにこの林の中に食堂あるのかなぁ!!?』
鴉「アルワケナイデショッ!?」
『あははっ!!だよねぇ!!』
鴉「急ギナサイッ!!」
『あははははははっ!!!鴉ちゃんの顔おもしろ〜〜いっ!!!あははははっ!!』
鴉「ツボ浅ッ!!?」
鴉も驚くほどにこのツボは浅く広く、今は鴉の怒り顔にも爆笑している。
その時、頭上から別の鴉から降りてきた。冨岡の鴉だ。
「遅イト思ッタラコンナ所ニイタノカ」
鴉「ハァ…ヤット迎エガ来タワ…」
にこの鴉は安心したように胸を撫で下ろすと未だに爆笑しているにこの隊服を足で引っ張り、ズリズリ引きづるように冨岡の鴉の元へ行った。
「…オ前ノ主人、大丈夫カ…??」
冨岡の鴉はにこのいかれ具合に若干引いているがにこの鴉は気にしないでというように首をふった。
鴉「イツモコンナ感ジヨ。コノ子ハ元々コウナノ。…イイカラ案内頼ムワ」
「…オ前モ大変ダナ」
冨岡の鴉はにこの鴉に同情して眉を下げた。
…その顔ににこがまた爆笑したのは言うまでもない。
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らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます!!!久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します!! (2019年11月13日 21時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ! そしてストーリーが面白いっ! (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!!( ;∀;)これからもよろしくお願いします!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
み - いいね! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです!!私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです!!これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!!! (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴすらずり★ | 作成日時:2019年6月30日 9時