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笑った人数・二人 ページ5

いきなり現れた少女は持っていた刀を鞘に納めると笑顔で男の元へ駆け寄ってきた。




思わず男は退いたが、よく見れば少女は同じ隊服を着ていた。




怯える男の前でしゃがんだ少女はこんな状況なのにパァッと太陽のように笑って、大きな声で




『怖かった???』




と聞いてきた。



「え…???」




わけがわからない男はぽかんとしているが少女は構わずしゃべり続けた。




『怖かったんだね!!でも倒したからもう大丈夫だよっ!!ほら、泣いてないで笑おっ!!私と一緒にせーのっ!笑う門には〜??』




「…???」




隙もなくどんどん話していく少女に男はついていけず、混乱していた。




するとその時草むらからまた別の声が響いた。




?「馬鹿じゃないの…。混乱してるんだよ」




『あ!!無一郎だぁ〜!!探した〜!!』




草むらから出てきたのは霞柱の時透無一郎だった。その姿を見て男はビクッと震える。




「は、柱…!?」




無一郎「さっき別れたばかりだけど。ていうか馬鹿っていうのは否定しないんだね」




『馬鹿なのは元々だから!気にしなーい!!気にしなーい!!』




無一郎の姿を見た少女はより一層明るく、うるさくなった。彼の毒舌にも難なく対応している。




無一郎「気にしないから馬鹿のままなんでしょ。さ、早く次の所行くよ」




そう言うと無一郎は少女の背中をぐいぐい押した。少女は遠ざかる男の方を振り返りながら心配そうに




『え〜?でもあの人まだ笑ってないよ〜?』





と訴えたがそんなのは聞こえないというように




無一郎「大丈夫でしょ。早く行くよ」




そのまま押し続けていつしか二人の姿は見えなくなり、そのうち声も聞こえなくなった。




その場に残された男は二人が去った方を見ながら呆然としていた。




「…なんだったんだ、今の」

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らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます!!!久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します!! (2019年11月13日 21時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ! そしてストーリーが面白いっ! (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!!( ;∀;)これからもよろしくお願いします!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
- いいね! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです!!私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです!!これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!!! (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴすらずり★ | 作成日時:2019年6月30日 9時

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