笑神様っ！！ 【鬼滅の刃】

笑った人数・十五人 ページ18

冨岡「…なんだ」




冨岡が若干面倒くさそうに振り替える。




『なんでそんな顔してるんですか〜？笑いましょうよ〜っ！！』




冨岡「…俺の顔のことはいい。言いたい事があるなら早く言え」




『あっ、そうだった！！えーっとこの湖に膜が張ってあったのはたんぱく質ってやつと脂肪ってやつが熱によって固まる…らむすでん？現象とかいうやつのせいですね！！確か四十度以上で発生した気がしますっ！！だから湖の中は見た目と反してとっても温かかったですし！！！多分脂肪やたんぱく質は湖の中で食った人の体から流れ出たものでしょうっ！！！以上っ！！』




ペラペラと知識を語りだしたにこを見て冨岡は目を見開いた。口では言わないが心の中ではにこを馬鹿の類いと考えていたのかもしれない。




冨岡「…お前、本当に恵比寿か？」




『あははっ！！！なんの冗談ですかそれっ！！！つまんなすぎて逆に笑えます〜〜っ！！！あははははっ！！こんな笑うのは私しかいないって冨岡さん知ってるでしょっ！！？』




冨岡「…その様子ならそうだな」




『そうですよっ！！！この恵比寿にこはこの世に一人しかいないんですっ！！！間違えられたら悲しいですよっ！！！あ、それと冨岡さんっ！何か拭くものってありますっ！！！？』




にこがびっしょびしょの体をぶるぶると横にふると水滴が四方八方へ飛ぶ。




冨岡「やめろ。水滴が飛ぶ」




『だって今のとここれしか乾かす方法ないじゃないですかぁ〜っ！！だったら冨岡さんの羽織で拭かせてくださいよっ！！！！いや拭くものは持ってたんですよっ！？私も女の子ですからそれくらいの常識はあったんですけど湖に入ったらそれも濡れちゃって！！決して、決して持ってないとかそういうんじゃないですからねっ！！！？』




冨岡「そんなこと誰も聞いていない。……拭くものはないが、今だけなら貸そう」




と冨岡は自分の羽織をにこの頭にバサッとかけた。




『おおっ！！冨岡さん、つんでれ、ってやつですかっ！！！あははっ！！！つん、の部分多すぎて笑えますねっ！！！そういえばこの羽織いい匂いしますねっ！！冨岡さん、何のお香つけてるんですかっ？？私にも教えてくれませんか〜っ？？あれっ？？冨岡さん？冨岡さ〜んっ！！』

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