笑神様っ！！ 【鬼滅の刃】

笑った人数・十三人 ページ16

冨岡「恵比寿は大丈夫なのか…？」




濁っている湖は下までよく見えない。それにどこか水面に膜のようなものが張ってあるように見える。地上からの攻撃が貫通しないのはこれのせいだろう。




それでもにこが冨岡に地上から攻撃し続けろと言ったのは水中でも何かしていてそれの鍵となるからだろう。




冨岡「こんなものに意味があるとは思えないが…！！やるしかないな…」









。









『(あと一発！！これさえ決まれば全部解決っ！！皆笑顔っ！！頑張るぞぉ！！)』




そう考えてもう一度鬼に近づいたにこだったが流石に鬼もやられてばかりではなかった。




鬼「ナメるなぁっ！！腕と足がないからって甘く見るんじゃないぞ！！！」




『(！)』




鬼はグググッと背中を丸めたかと思いきや、いきなり首をギュイッと蛇の様に伸ばしてきた。




間一髪で避けたにこの横で鬼の口がガチンと閉まる。




鬼「おらおらおらっ！！水中じゃ何も出来ない無能な人間め！！逃げるくらいなら素直に食われろ！！！」




さっきよりも動きが速い鬼の首を避けながらにこはポコポコ漏れる空気をあいている片手でおさえた。




そして。




『(これなら最後まで持つや！！大丈夫だっ！！ていうかさっきから思ってたけど









胴ががら空きなんだよねっ！！！！)』




鬼の目の前にいたにこはいつの間にか鬼の腹の下に移動していた。




鬼「なにっ！？」




『(あははっ！！お馬鹿さんな鬼だぁ！！水面に膜が張ってあるのは最初から知ってるんだよっ！！だからこっちは水中から君を引きずり出すために




水中と地上から攻撃してるんだよっ！！！)』




鬼の真下に来たにこは笑いながら水面の方へ刀を向けた。









それと同時期に地上の冨岡も構える。




冨岡「水の呼吸、捌の型、滝壺！！！」









『(笑の呼吸、伍の型〜〜っ！！！






　笑い上戸っ！！！！)』

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