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なつめside

天 「自分が96猫だってこと、Aちゃんには言ってるの?」

しばらくしてから、答える。


な 「言ってへん。」

天 「やっぱり。で、いつ言うの?」

な 「時が来るまで。言わなあかん時になったら。」

天 「そっか。」

できるだけ言いたくなかった。

だから、そんな必要あるわけないと思った。

ないことを願っていた。


な 「ええやろ。Aには、幸せでいて欲しいんよ。」

天 「ん、そうだね。Aちゃんっていい人だもんね。」

な 「急にどしたん?」

天 「僕の知り合いの子が、ちょっと訳ありでさ。Aちゃんと奏くんに友達になってもらいたくて。その子、歌が上手いから、将来を潰したくないんだ。」

な 「そーゆーことね!Aと奏くんなら、大丈夫やと思うで。」

天 「うん。奏くんには、相談済みだから。今度会わせるつもり。」

な 「なるほどな!大歓迎やで!」

天 「なつめは直接関係ないけどね。」

そう言ってつっきーは笑う。それにつられてわしも笑う。


一段落ついたあと。つっきーがまたしても疑問を投げかけてきた。

天 「あのさ、なんでAちゃんは眼帯をしてるの?」

これについてはわしも参ってしまう。

なんでかって?
知らないから。


な 「わしは、知らん。本人も知らんと思う。」

天 「なんで…」

な 「多分、自分の右目を見たことがないと思うんよ。わしが初めて見た瞬間から眼帯をしてたから。」

天 「そっか。じゃあ本人に聞いてもムダだね。」

話が.....嫌な...方向に..........進んでる........


天 「それから。」


猛烈に嫌な予感がする_____


天 「なんでAちゃんには、外国人の血が入ってるの?」
ピッ

思わず、電話を切ってしまった。

だって、誰だってそうでしょ?


片親の関係である妹のことを聞かれたら。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
翔太side

なつめも、眼帯のことを知らないのか。

じゃあ________


天 「なんでAちゃんには外国人の血が入ってるの?」
ピッ


あ、切られた。

聞かれたくなかったんだな。
それにしても、あの姉妹、秘密が多すぎる気がする。

コラボは断られたけど、これからも付き合いは続けてくよ。


天 「ごめん、なつめ。」


そう呟いて、駅へ向かって歩き始めた…

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ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm!?私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです!訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます! (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(゚Д゚)スゲェ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴらず | 作成日時:2018年5月13日 20時

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