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なつめside
カラオケに来たわしら。
そこで、考えもしなかったことが起こった。
天 「くろ。こいつ、なかなか面白いじゃん。気に入ったかも。」
ん?今、くろって言った?
そう。気づいてると思うけど、わしは、歌い手の96猫。両声類で、今のところ、性別不詳。
でも、その事はつっきーにしか言ってない。
まだ、Aに言う時じゃない。なぜかそう思った。
な 「あ、あーー。気にせんといて。」
そう言ってごまかしといた。
そしてつっきーに耳打ちする。
な 「わし、あの子らに歌い手のこと言っとらんから。そこんところ、よろしく。」
天 「了解。」
Aに向かって言う。
な 「にしてもよかったやん。つっきーが気に入るなんてあんまないし。」
天 「まだ決まってない.....」
その後。
な 「つっきーも歌ってや!」
ところがつっきーは首を横に振って。
天 「なつめの妹も歌ってよ。俺、聞きたい。」
『私、か。もちろん、歌うよ。』
凛とした声で言うA。一言、言ってやりますか。いつもかわいいくろちゃんが!←
な 「A〜。」
『なに、なつめ。』
耳元でささやく。
な 「karのこと言ってへんから、ボーカロイドはやめとき。地の声で歌い。それから、《ワールズエンドダンスホール》、歌ってや。」
『うん,ありがと。でもなんで?』
な 「んー、なんとなく?」
ほんとはなんとなくなんかじゃない。
フフッわしの粋なはからいなのさキラーン←
でもAは気づいてるだろうな。変なところ、鋭いから。いつもは鈍感なのにね〜。
《ワールズエンドダンスホール》を勧めたのは、それがAの声にあっていると思ったから。なんかね。躍動感とか?
それからわしは皆に聞こえるように言う。
な 「誰か!タピオカをわしに恵んでおくれ!」
天 「自分で頼みな。」
な 「つっきー冷たい!」
『この空気歌ってもいいですかね?』
奏 「大丈夫だよ。歌って!早く聞きたい!Aちゃんの声好き〜!」
『奏、一言よけい。じゃあ歌うね。』
Aが歌い始めると、一瞬にして静まる。そして響く歌声。
ホップステップで踊ろうか〜♪
歌がうまい。そのうち、わしより上手くなるだろう。
ほら。つっきーも目を輝かせて聞いてる。奏くんといい、Aといい、歌がうまいんだもの。
きっと、つっきー、二人とも、気に入ったな。
天 「上手いね!僕、聞き惚れちゃった!」
いや、誰やねん。←
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ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm!?私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです!訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます! (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(゚Д゚)スゲェ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴらず | 作成日時:2018年5月13日 20時