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(S) ページ13










いつの日か聞いた「もし俺がお前を好きになったらどうなんの?」に対して君は変わらず「それは死ぬ」と言った。一周回って呪う、とも言われた。どっちにしろ俺を不幸にしたいわけね、と問いたら自ら墓穴を掘ったことに気づく。ミスった、と言うより本音だった。だって、君を失ったら俺はどうなる?分からないよ、そんな未来、目の前が眩むよ。想像しただけで息も出来なくなるよ。動揺して目が泳いだことに気づかないで、頼むから。







〈 Ranunculus 〉の意味は「紫耀くんの誕生花」と恥ずかしそうに教えてくれたあのとき、看板の文字の横で佇む赤い花束が君に見えた。俺が幸せならそれでいい、と言うのなら俺の幸せを一緒に祈ってよ。あわよくば、隣にいてよ、なんて一生言わないけど。俺の愛が君に知られるまでは多分一生かかると思うけど、それでも俺の幸せは君だから。








「これ、あげる」
「……嘘でしょ、」
「嘘じゃありません」
「だってこれ、」
「いつものお礼」






俺をいつも応援してくれてるお礼、そんなのただの口実。後ろ手に隠した花束を差し出したら一瞬で認識し、数秒で涙を流すもんだから、君は女優か?と場違いな感情すら生まれた。目を真っ赤にして俺を見つめるその瞳に俺はいつから惹かれてしまったのだろうか。







「誕生日だろ、おめでとう」
「……ッ、なんで覚えてるの、」
「スケジュールに入ってた」
「……死んじゃうってば、」







もう分かったよ。俺の言動全てに君の生死が関わっているんだろ?なら尚更、日付が変わる前に、その日に会いたかった。ちゃんと伝えたかった。魅力に満ちる君に。






俺の願いはただひとつ。






今日も明日も明後日も、君が幸せだったら俺も幸せ。








そんな想いを込めて、ラナンキュラスの花束を君に贈る。






fin.

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作者名:詠夢 | 作成日時:2021年9月15日 19時

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