私が恋したのはあなたでした (ページ8)

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7話ページ8

小川side

スタメン発表がされ、ハイタッチしていく

あ、Aちゃんこっちみてる

俺は少しでもAちゃんの記憶に残るように

ニヤッと笑った

Aちゃん、口空いちゃってるよ笑かーわい

Aside

試合が始まってからもずっと小川さんのことが頭から離れず気が付けば目で追っているのは小川さんだった

りん「A！石川くんこっちみた！なんか今日ついてるな～」

A「りん、試合見に行き過ぎて石川くんに認知されてるんじゃない？笑」

りん「それはないよ～石川くんが私の事知ってたら死んじゃう！」

A「たしかに笑」

りん「そういうAはずっとおがぴのことみてるね！」

A「え？」

りんに痛いところをつかれて苦笑いをしてしまった

試合は2セット目が終わり、3セット目に入るためコートチェンジを行っているところだった

小川さんと少し遠くなっちゃうな～とふいにも思ってしまった

その後も藍からは俺だけ見ててと言われたものの小川さんにしか目がいかなかった

りん「いや～ドキドキしたけど無事に勝ったね！」

A「そうだね！久しぶりに試合見れてよかった」

VNL千葉の初戦は３－１でドイツに勝利した

選手たちはインタビューを終え、サインボールの投げ込みが始まるところだった

りん「石川くん私になげてくれないかな～」

A「投げてくれるといいね！」

りん「あ、髙橋くんこっちみてるAに投げそうじゃない？」

りんが指さす方をみると藍がこっちを見ていた

私あなたのファンでも何でもないんですけどーという顔をすると

しゅんとなったかと思えばそこから私に向かってボールを投げてきた

思わずキャッチをすると周りから「いいな～」という声

ただの幼馴染にサインボールなげないでよと思いつつ藍のほうを見ると

藍「誰にもあげるなよ」と口パクで言ってきた

りん「やっぱりAに向かってボール投げてきたね！」

A「いや、いらないんだけど」

りん「そういうこと言わないでもらっておく！
　あ、、石川くんきた！石川くーん！」

石川くんが近くにきたりんはもうそちらに夢中だった

藍のより小川さんのほしいんだけどと思ってしまったのは秘密にしておこう